職業訓練に通い出してわかったこと:駐妻の社会復帰
最近ハローワークの職業訓練に通い始めました。
まだ2週間しか経っていないのですが、どんどんわかってきたことがありまして。
今後職業訓練を受けてみたいなぁと思っている方のご参加になれば、、、という情報と、
単なるつぶやきとを織り交ぜてお送りしたいと思います。
民間の学校とは違う
まず、なんといっても1番思うのが、民間の専門学校とは全く違う、という点。
もしかすると地域差があったりもするのかもしれませんが、税金で賄われている訓練なので、使っている機器が古かったり、教室が古い貸しビルの一室にあったりします。
講師も、民間の専門学校であれば有名講師陣を揃えて、、、ということになるのでしょうけれど、
- 現役の講師が教えてくれると聞いていたが、実際には実務経験のない、講師経験も初めての先生だった
- 同じクラスの人は同じようなコースの2度目の受講で、最初に受講したコースの先生が途中でボイコットしてしまい、後半はずっと自習になってしまったとのこと
使っている教科書は、その学校が作成したPDFを使っているのですが、、、
内容が間違えだらけなのです
元のファイルをさっと直せば簡単に修正できるでしょうけど、多分そういうことをする担当の人がいないのでしょうね。。。
それから何をするにも紙に手書きが多いというのも、今まで働いてきて手書きで書く環境ではなかったので、まだ少し慣れません。
教室の掃除は当番制ですし。
税金で受けさせて貰えるありがたい訓練なので、
どんな環境でも積極的かつ貪欲にスキルを吸収していきたい人向けなのだろうなあと思いました。
スキルを身につけるというより就職率を上げる
この職業訓練、就職率を上げるためのものなので、しっかりスキルを身につけたい人向けではなく、手に少しでも職をつけて早期に就職を目指したい人向け。
訓練と並行して求職活動をすることになり、キャリアコンサルタントの面談や、ハローワークでの面談も定期的にあり、1日でも早く就職して訓練を途中で退校するように言われます。
最初、職業訓練に申し込もうとしたときに、私はミドルフォーティーで別業種へのキャリアチェンジだったので、申し込みをさせてもらうまでにも結構大変で、
表向きの年齢制限は書かれていないのに、年齢を理由に選考に落ちることがあると言われていました。
実際に私は選考にパスし、同じクラスに定年退職した年代の方もいますし、クラスの半数が40代以上だったので、
なーんだ、年齢なんてあんまり関係なかったじゃない
と最初は思っていたのですが、、、
先日、初めてのキャリアコンサルティングがあり、昼間のコースの人たちの訓練時間中に、教室の前を通り過ぎたのですが、、、
あれ?全員若者!!!
そう、私の受けているコースは、通常の半分の訓練時間で夜間に通うコースなので、人気がないようなのです。
同じ内容を昼間に通常の時間数で行うコースは夜のコースの倍の人数がいて、そちらは人気のため若者しかいなかったのです。
つまり夜のコースは人気がなくて定員割れしているので、年齢がいっていても希望すれば受けられた、というカラクリのようです。
そういえば自己紹介の時に、
実は4回選考に落ちて、このコースなら人気がないから受かるかもと言われてようやく滑り込めました
あなたが受けられるコースはこれだけだとハローワークの人に言われて、このコースを選びました
とかっていってらした方がいらっしゃったのですよね。。。
ということでやはり、就職率を上げる=若者優先にはなり得るようです。
現実は甘くないけど自分次第
現実というものはそんなに甘いものではなくて、投げ出したくなることも多いですよね。
私が30代前半に一年半のブランクを経て社会復帰した時には、3年かかって苦労の末に正社員の職に就くことができました。
でもそこで頑張って認められて仕事の幅が広がっていったら、今度は女性の上司に目をつけられてパワハラに遭い、その人の専門分野の仕事には携わらないように圧力を掛けられてしまい、自律神経失調症と戦いながら仕事を続け、、、
今回、夫の海外駐在に帯同するために会社を辞めたはいいけれど、戻ってきた今はまた、体調不良を調整しながら社会復帰を目指しています。
そして気づけばもう40代後半
年齢のせいにしない、なんて、、、よく聞く前向きなフレーズですが、
自分がどう思うかにかかわらず、体や頭はどうしても老化してきますし、何より世間が年齢を気にしていますからね。
その中で、人や周りや世間のせいにせず、いかに前向きに挑戦できるのか、、、
やはり人生は修行なのだなあと思います。
私自身、この職業訓練を受けたからと言って社会復帰できるのかどうかよくわかりませんが、先が見えないのはみんな同じなので余計なことは考えないに限りますよね。
まずは新しいことを学べるチャンスを得られたので、目の前のことを一つ一つ、自分のペースで頑張りたいと思います。
と、、、結局最近、毎回同じような結論を書いてばかりいる気がしますが、、、
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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