歳を取ると新しいことへの挑戦が難しくなる理由

澄んだ湖

コロナ蔓延中のオリンピック開催という歴史に残る期間中の今、

毎日暑いですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

挨拶

さて、最近の我が家では、夫が新しい会社へ転職し、私がハローワークで申し込んだ職業訓練で新しい分野を学んでおり、

40代で新しいことへ挑戦中、、、

よく、歳を取ると新しいことを始めるのは大変になる、と聞きますよね。

そりゃあ昔より頭が冴えないとか、体力が落ちているとか、そういうことはありますが、他の面では特に問題は感じていないというのが実感です。

ただ、そんな最近、夫と私の周りでそれぞれ、50代と60代で新しいことを始めて苦労している人がいて、色々と考えさせられているので、、、

今回は、何故歳を取ると新しいことを始めるのが大変だと言われるのか、その理由について書いてみたいと思います。

親切に慣れてしまう?

最近始めた職業訓練のコースは、夜の時間帯で短期間なので、人気のないコースなのですって。

そのため、通常であれば若者が優先されるところを(世の中世知辛い💦)、

店員大幅割れのため希望すれば誰でも入れるコースだったのです。

全然知らなかったけど、ラッキーも実力のうち

ということで、40代以上も半分くらいいますし、定年退職した女性の方もお一人いらっしゃいます。

そのコースでは、基礎の基礎だけをざっとやったら、後は自分で調べたり先生に聞いたりしながら自分で作品を作っていくのです。

するとその御婦人、不満が溜まっていたらしく、、、

御婦人

後は好きに作品を作れと言われても、イメージはあるけど教えて貰っていないから出来ません
ちゃんと教えてくれているなら練習して習得できるけど、歳とっている分他の人のより練習時間も必要なのに。。。

おっしゃりたいこととしては、

  • 一通りしっかり教えてくれさえすれば、後は時間をかけて練習するつもりはある

ということなのでしょう。

まあ確かに、税金で賄われている訓練校なので、教科書が間違えだらけだったり、先生が実務経験のない講師も初めての方だったりして、

正直、基礎ですらしっかり教われたのかどうか、、、

という疑問は否定できない内容ではあるのですが、今の世の中ネットでも本でもやろうと思えば独学だってできるわけで。

そもそも人生の中で手取り足取り教えてもらえることの方が少ないですし、

どんなことでも能動的に自分の頭で考えて習得するものだと思っている私としては、

行き詰まった時に教えてもらえるだけで十分でしょ、と思います。

とはいえ、私が2年前まで働いていた会社でも、新卒の新人が、もっと丁寧に教えて欲しいとか、詳細なマニュアルが欲しいと言っていたので、

年齢のせいではなく、元からそういう人もいるのでしょうけど、

歳を取ると昔は能動的に頭を働かせていた人でも、だんだんそれが出来なくなるのかな、、、と感じました。

そして、会社で長年勤めれば勤めるほど、同じ環境に長く身をおけばおくほど、その人が仕事ができなくても、我が儘でも誰も咎めなくなりますし、

役職が上がったり重鎮化したりすると、何か新しいことをする時には、周りが代わりにやってくれたりとか、丁寧に教えてくれたりするので、親切にしてもらうことに慣れてしまうのかもしれないと思った出来事でした。

自分の価値観を変えられない?

夫の新しい上司は、夫よりも2、3ヶ月前に、やはり同じく転職してきたばかりの方。

その方との面談で、夫が言われたのは、、、

上司

君はとてもポジティブに仕事をする人だね

最初、どういう意味なのかわからなかったそうなのですが、よくよく話を聞いてみると、

新しい会社はベンチャーみたいな感じでして、色々とシステムや仕組みが整っていないのですって。

その中で夫は、

あ、なるほど、この会社はこういう感じね。
えっとじゃあこの環境で最大限にできることはこうで、ここは今後必要なら変えていけばいっか

と、その環境を受け入れた上で、そこで出来ることをして、改善できるものはいずれ変えていけばいいか、ということで、文句を言うことなく淡々と仕事をしているので、そこを驚かれたのですって。

それってうちの夫のみならず、一般的に若者が転職した時にはそうやって新しい環境に馴染むものですよね

一方のその上司の方は、大企業から来てしまったばかりに、規模も企業文化も違うのに、以前の会社のシステムや仕組みをどんどん新しい会社に導入しようとしていて、苦労しているらしいのです。

歳を取ると、今までの自分の環境ややり方が一番慣れていてやり易いので、

新しい環境に自分を合わせるのではなく、環境を自分に合わせようとしてしまうのですよね。

常識や最適というのは、その人の育ってきた環境によって違うもの。

歳を取るとそれをつい忘れてしまって、自分の常識や最適が全ての正解だと勘違いしてしまいがちですし。。。

そうなると、いくら自分一人は良かれと思って頑張っていても、

匿名部下1

そんなに前の会社がいいなら戻ればいいのに

匿名部下2

会社の規模が違うからさ、その仕組みをうちの会社に持ってきても役に立たないよね

など、、、周りから理解されることなく困った人扱いになってしまうという。。。

新しいことを始めるということ

新しいことを始めるということは、

経験も年齢も地位も関係なく、ゼロからスタートする

ということ。

その際に必要なのは、

  • 無用なプライドは邪魔になるだけ
  • 自分の頭で考えて、能動的に学ぶ
  • 自分の常識は新しいことでは非常識かもしれないと心得る
  • 新しいことを否定するのではなく、まずは受け入れてみる

これができれば、年齢に関係なく(若い頃より覚えは悪いとか多少はありますが)新しいことができるのではないかと思うのです。

逆に言うと、これが出来なければ若くても成長しない、ということかもしれませんね。

あとがき

みなさんはどう思われましたか?

実際には、外からの年齢の壁とか、体調不良、覚えが悪い、介護など家庭の問題など、若い頃と環境が違ってハンデがあるのは確かですが、

せめて自分次第で何とでもなる自分の中だけは、新しいことへの受け入れ体制を整えておきたいものですよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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