シンガポールの街:ジュロンイーストってどんなところ?
今朝のシンガポールは雷雨です、、、
最近、まるで日本の梅雨みたいにずっと雨が降り続いているシンガポール。
乾季の筈の4月くらいからずっと雨が多いので、こんなに降れば蚊も育つでしょうよ💦
だからかはわかりませんが、デング熱の感染者数が2013年の大流行以来の記録的な数になっていて、、、
このままいくと超えてしまうと警告が出ているのに、むしろどんどん増え続けている状況です。
※デング熱の感染状況はコチラからご確認いただけます。
最近、私のブログに頻繁に登場しているジュロンイースト。
今回はそんなジュロンイーストの街についてまとめてみたいと思います。
この記事を読むとわかること
2020年6月現在(コロナ禍ですが)のジュロンイーストの街についてわかります。
ジュロンイーストってどんなところ?
どこにあるの?
ジュロンイーストはシンガポールの西側にあります。
空港からは中心部を通り越して反対側にあり、
中心部で人気のオーチャードエリアからは、MRTと呼ばれる地下鉄を乗り継いで45分くらい。
このMRTは、空港から伸びているEastWestラインと、マレーシア国境付近を通って中心地へ回るNorthSouthラインの2つが通っています。
無理やり東京に当てはめて考えると、個人的な感想としては、ジュロンイーストは吉祥寺みたいな感じでしょうか。
都心からは少し離れているけど賑わっていて、
先輩赴任者によると「西側の住民は休日になるとジュロンイーストに集まる」と言われているようですので。
ですので、西側の中心地とも言えそうです。
どんな街なの?
嘗てマレーシアのクアラルンプールから新幹線がジュロンイーストの駅に繋がるという計画があり、
マレーシアの首相が変わった際に中止になったのかと思ったら、
中止ではなく延期だそうで、2031年の1月に着手される予定とか、、、
何だか二転三転ですったもんだしてますし、10年以上も先の計画ですし、2020年の今年は新型コロナのパンデミックもありましたし、、、
果たしてどうなることやら💦
ですがこの新幹線計画を受けてジュロンイーストは発展し、
駅前には広いバスターミナルがあり、ホテルもあり、ショッピングモールも5つあります。
スープレストラン、ソンファ、ロングビーチ、鼎泰豐など、有名なレストランも多々あります。
日本食屋さんやラーメン屋さんなども沢山ありますし、フードコートやタピオカ屋さんも複数あり、
スタバ、Bread Talk、ヤクン・カヤ・トーストなどなど、、、カフェ系の有名どころも揃っています。
(でも、ホーカーはイマイチ!?な気がしますが。。。)
周りにはHDBと呼ばれる集合住宅が密集している地域で、MRTやバスの利用者も多く、人の多い賑やかな街だと思います。
土日はモールの方へ行くと人が多くて人疲れしますし、
サーキットブレーカー期間中で閑散としていた時期も、駅やバスの利用者は結構いました。
西側に住んでいたら、わざわざ都会まで行かなくても、ジュロンイーストで何でも揃う。
と聞いていたのですが、、、、
その情報は、もしかすると2019年までの状況なのかもしれません💦
2020年のジュロンイースト
デパートが徹底
2020年6月現在、バスターミナルは半分使われていないですし、
westgateという駅前のモールに入っていた伊勢丹は既に撤退し、
JEMというモールに現在入っている、オーチャードにもあるRobinsonsというデパートは今年の8月で撤退するそうです。。。
いえだってね、、、このエリア、HDBの立ち並ぶローカルの住宅地なんですよ?
Jetroの2010年情報(相当古いけど💦)によると、
月の収入が$7,000以上の住民の比率、一番下のランクの2.5%以下の地域になってまして、、、
その後の10年で現在はもっとお金持ち層も増えているのかもしれませんが、
街を歩く人の服装をみても短パンにTシャツ姿の普段着の庶民的な感じの人が多いですし、
Robinsonsなんていつも空いていて、高級なお店があっても人があまり入らないんじゃないかと思うんですよね。。。
洋服屋さんにしたって、H&Mやcotton onなどのお手頃なお店はそれなりに流行っていますが、高級なブランドはモールでは見かけないです。
モールの衰退?
ジュロンイーストにあるショッピングモールは5つ。
- BIG BOX
嘗ては栄えていたようなのですが、既に廃墟になっております💦 - J-Cube
日本の食材屋さんのドンキと、100均のダイソー、モスバーガーなど日本のお店が入っているのですが、大部分が東南アジアらしいローカル感に溢れ、少し寂れた感じ。上の階にはスケートリンクと映画館があります。 - IMM
駅から少し歩くところにあるアウトレットの店舗や家具屋さんが集まった広いモール。
レストランも色々と入っていて、広いダイソーもあります。 - westgate
伊勢丹があったのですが既に撤去済み。跡地に何か入ればいいのですが、今は空いているので、セフォラと小さな東急ハンズと、あとはオシャレな洋服屋さんと雑貨屋さんがちょこっと入っているこじんまりとした感じ。
(*追記:東急ハンズも2020年8月初旬に撤退) - JEM
ここが一番栄えていて、H&M、MUJI、紀ノ国屋書店、ドンキ、ユニクロ、ローカルのスーパーなどが入っています。上の階には映画館もあります。
で、この5つ目のJEMの中に、今現在あるRobinsonsデパートが撤退した後、2021年にIKEAが入ってくるそうなのです。
ドンキやMUJIなどの日本のお店は人気で混み合っているのですが、IKEAもきっと混み合うのでしょうね。
IKEAはシンガポールで3店舗目で、この店舗はsmall IKEA concept storeとして、
郊外の広いスペースにドーンとあるタイプではなく、駅直結のモールにこじんまりと出店するタイプのようです。
IKEAって大抵駅から遠いので、暑い中を歩いたり、バスを乗り継いだりする必要がないのは嬉しいですよね。
こちらもCOVID−19のパンデミックで今後経済がどうなるのか先が見えませんし、計画が流れないといいのですが。。。
これはあくまでも個人的な感想なのですが、、、
ジュロンイーストは栄えている、という情報を聞いていたのですが、今現在はどちらかというと寂れていっている感すらあり、、、
同じ西側だと、ローカル感は強いものの、Boon Lay(ブーンレイ)にあるジュロンポイントというショッピングモールの方が賑わっている気がしなくもなく、、、
(ブーンレイはジュロンイーストが発展する以前はこの辺りで一番栄えていたと言いますが、実はそれが今でも健在なのでは、、、)
都会に行かずとも比較的空いていて入りやすい、有名なレストランどころが撤退しないといいなあ、、、と、ハラハラした気持ちで見守っています。(←誰目線???💦)
とはいえ、大体のものは確かにジュロンイーストで揃いますし、
伊勢丹は去ったけれどもドンキが来たし、
今後IKEAが入り、伊勢丹の跡地に良さげな何かが入り、廃墟と化したBIG BOXが何とかなれば、
ジュロンイーストも復活するのかもしれません。
って、、、
すっかり衰退している前提で書いてますけど💦
2020年の今は、もしかすると丁度過渡期なのかもしれませんね。
- 伊勢丹の跡地にできたローカルスーパーについてはコチラから
あとがき
今回は、シンガポールの西側の住民が集うジュロンイーストの街について2020年の状況をレポートしてみました。
シンガポールは街の様子がどんどん変わる国。
今後の経済の立て直しや新幹線計画によってジュロンイーストの行末も大きく左右されるのでしょうが、
先のことは誰にもわかりませんね。
新型コロナで身に染みたのは、勿論将来に備えるのも大切ですが、何より今を精一杯楽しんで生きるということ。
ステイホームも終わりましたし、徐々に活動範囲を広げて、
いろんな街を見にいってシンガポール通になろうと思っていたのに、連日の雨💦
まあ、まだまだコロナ禍なので、自由に歩き回るには少し時期も早いですかね。
ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※ジュロンイーストの物件をお探しの方も、ジュロンイーストに遊びに行こうと思っている方も、コチラ↓を、、、