新型コロナに人生の不安:そんな今こそ不安との向き合い方を考える
こんにちは、こどらです。
なかなか収束しない新型コロナ、、、不安は募るばかりですよね。
そうでなくても人生には不安はつきもので、悩みや不安のない時期なんて、ほとんどないのではないでしょうか。
健康面、金銭面、人間関係、仕事、恋愛、家庭、親の介護、老後の生活、、、
あげたらキリがありません。
不安はそう簡単に解消できるものではないですよね。
では、どうすればいいのでしょうか。
今回はそんな不安との向き合い方について纏めてみたいと思います。
シンガポールのコロナ対策からの学び
ついに昨晩2020年3月16日の23時59分から、今私のいるシンガポールでは、
中国・韓国・イラン・イタリア・フランス・ドイツに過去14日以内に滞在歴のある外国人の入国拒否(シンガポール人・長期滞在VISA所持者は帰国後14日間の外出禁止)に加え、
日本・スイス・英国・ASEAN諸国に過去14日以内に滞在歴のある全ての国民の、シンガポール入国後14日間の外出禁止措置が始まりました。
これは14日間は自宅/ホテルの部屋を出てはいけないというもので、症状がなくてもコロナの検査を受けさせられることがあり、外出禁止を破った場合には罰則もあるそうです。
この措置は、コロナ蔓延以来、政府の徹底的な管理の元で感染者数を緩やかな拡大に留めておくことに成功していたシンガポールでしたが、先週から急激に海外からの帰国者の感染が相次いだことを受けての措置のようです。
これで、日本からの観光客や出張者は、実質シンガポールに来れないことになります。(無理して来ても意味がないですものね。)
※新型コロナのシンガポール最新記事は 海外生活日記 からご確認いただけます。
シンガポール政府がこのコロナ対策ですごいと個人的に思うのは、感染者の情報をいち早く開示し、感染者の洗い出しや管理に力を入れ、
デマや根拠のない噂、一部の市民のパニック行動があればすぐにキャッチして否定し、国民の間にパニックが広がらないように統制しているところです。
不安というのは、先が見えなかったり、よくわからないために陥るものであり、
そんな不安がパニックを生みますが、パニックが起きても事態が悪化するだけで何の解決にもならないのですから、
不安の根を摘むことが、とても重要なのだと学びました。
不安の根を摘むためにできること
不安を書き出してみる
アナタが今抱えている全ての不安をリストにして書き出してみてください。
どんな不安がいくつありますか?
私は、金銭面、健康面、日本にある持ち家のこと、シンガポール生活で毎日怯えている虫やヤモリのこと、老後のことなど、全部で7つありました。
不安について考えてみる
不安を全てリストにして書き出してみてたら、その不安が何故不安なのか、解消するために取れる方法は何かを書き加えてみてください。
例えばこちらが私のリストのサンプル(公開できる当たり触りないものだけですが)です。
不安項目 | 理由 | 解消方法 |
金銭面 | 私が退職したことによって収入が減った | 私がシンガポールにいながらにして稼げる方法を見つける(現在進行形) |
健康面 | ①長年のパワハラなどのストレスによって自律神経失調症になっている ②夫の健康が理由はないが常に心配 | ①まずはゆっくりリラックスして体調を元に戻す(現在進行形) ②栄養管理・ノンアルデーを増やすなどする(現在進行形) |
新型コロナ | 世界中で感染が拡大しているから | 手洗い・うがい・台所洗剤を薄めた消毒液で拭き掃除・人混みを避ける・ストレスにならないように自然の中や屋外に出掛ける |
日本の家の管理 | ウッドデッキにシロアリがこないか心配 | 業者を探して防虫剤を塗ってもらう |
虫やヤモリ | 虫もヤモリも大嫌いで共存は無理、、、網戸がないので窓を開ける度に毎日ストレス | もうこうなったら、DIYで網戸を作るしかない |
繰り返しになりますが、不安とは、漠然としてよく見えないから不安なのであって、見えてしまえば対策も見えてくることも多いのです。
対策があるものは、一つ一つ片付けてしまえば不安は減らせます。
それが例え完全に払拭されていないとしても、何らかの対策を取っているという事実だけでも多少安心できるので、
不安を軽減させることはできます。
私の例には含まれていませんが、他にも、
親の介護の先が見えずに不安
施設に入れないか、家族で交代で看ることはできないか、同じ状況の人が集まるコミュニティなどに参加できないか、国や市の支援を受けられないか
未婚だがこの先ずっと一人なのか
お見合いサイトに登録してみる、婚活してみる、周りにもっと目を向けてみる、一人で生きていけるように準備をする
などなど、思いつく対策をできる限り多く書き出してみると、その中に、何か良い解決方法が見つかるかもしれません。
重要なのは、いつも不安になってあれこれ考えていることを、紙に書き出して可視化してみる、ということなのです。
頭で漠然と考えていることと、目で見て認識してから考えを纏めるのでは、出てくる答えが違ってきますので試してみてください。
さて、次は、解消方法が見当たらない不安についてです。
解消できない不安とどう向き合うか
前述の通りリスト化しても解消方法が見つからない、解消方法はいくつかあれど、どれもうまく行かない、など、、、
そういう不安の方がむしろ多いかもしれません。
丁度今は新型コロナの影響で外出を制限され、ストレスで家の中はピリピリ、先の見えない不安で疲れてきて、、、という方もいらっしゃると思います。
そういう場合は、取れる対策があるのであれば、たった今はうまく行かなくても、諦めずに対策を続けること。
その上で、考えても仕方のない不安については考えないというのが一番です。
この結論は実体験から来ているのですが、ある時期、現状と将来を考えたら怖すぎて眠れなくなるので、、、
途方に暮れて、ついに考えるのを止めることにしました(笑)
自分が悩んで解決するのであれば悩めばいいのですが、悩んでも解決しないことは、クヨクヨ考えても体を壊すだけでいいことはありません。
だったら、考えないようにしましょう!!!
物事には必ず終わりがきます。
明けない夜はありません。
人生山があれば谷もあります。
人生に無駄はありません、大変な経験をした分、優しくなれるし、成長できます。
フランス流ポジティブシンキング
私には好きなフランス語があります。
On verra (オンベガ) – その時に考えよう
実際に物事が起きる前にあれやこれやと考えたり、事前にプランを立ててから実行するのが日本人気質だと思います。
その気質は、良いところでもあるのですが、その反面、まだ起きてもいない未来を心配したり、不安がることも多い気がします。
一方で、フランス人の思考パターンは違うのです。
このOn verra (オンベガ)という言葉は、流れに任せ、実際に起きてから考えよう、というものなのです。
例えばこんな風に使います。
「今日の試験ってどんな問題かな。どうしよ。受かるかな~。緊張してお腹痛くなってきた。」
「On verra(オンベガ) (見てから考えよう。見てもないのに今緊張しても仕方ないよ)」
または
「転職したいけど次の職場が良いとは限らないし、意地悪な人とかいたら嫌だし、なかなか思いきれなくて」
「On verra(オンベガ) (やってみてから考えよう。やってもないのに今から悪く考えても仕方ないよ)」
ラテン民族というのは、日本人からすると全体的にいい加減な印象なのですが、
やる前から不安がったりネガティヴに捉えたりする必要はない。
だってやってみたら上手くいくかもしれないのだから。
という思考には、個人的には賛同できます。
良い結果になるように頑張ってみて、残念ながら悪い結果になった時に、考え始めても遅くないのではないでしょうか。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は不安との向き合い方について纏めてみました。
悩むのと対策を考えることは違いますので、悩んでもどうにもならないことは悩むだけ損です。
不安を解消できる方法があるのであれば諦めたり現実逃避したりしないでやり続けて、
でも不安については思い切って考えないようにすることが、自分の心と体を守るために、大切な方法だと思います。
人生に不安はつきものです。
対策を講じつつ、うまく不安と付き合っていきたいですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。