いじめ被害者の苦悩:旭川の事件に思うこと
大人の世界でも子供の世界でもあるのがいじめ問題。
大人の世界だとパワハラとも言いますよね。
私は過去に会社で酷いパワハラにあって自律神経失調症になってしまい、
夫の仕事の都合で海外赴任に帯同する際に退職して、あれから2年半経った今でも全身の不調に悩んでいる身。
職務経歴書を書こうとすると頭が締め付けられるようになり、思考が停止するトラウマのような感覚もあります。
私は大人なので、自分でマインドコントロールしてトラウマを和らげて、
社会復帰を目指すべく、現在ハローワークの職業訓練校に通っていて、
少しずつでも前に進めている気はしています。
でもたまに、、、
こんなに時間が経っているのに人の人生をまだ邪魔するとか、、、
訴えたら勝てるのではなかろうか
と思ったりもします。
私にパワハラをしていた当のご本人は、気に入らない自分の周りの、主に年下の女性を、会社から何人も追い出しておいて、
私の他にもストレスのせいで体を壊して手術した人や、ノイローゼになりかけた人もいると言うのに、
今では更に出世して、自分の周りを年下の男性だけに固めて女王様のように君臨なさっているそうです。
私が日本に戻ってきたときに、昔の上司が仕事の復帰に口添えしてくれると言ってくれて、
辞めるときには人事からも、
「制度が整っていないから一旦退職にはなるけど、日本に戻ってきたときにはきっと再雇用できると思うよ」
と非公式には言われていました。
でも私は前からやりたいことがあったので、そちらに挑戦してみたかったのと、
やはりパワハラ加害者が君臨している会社に戻ることに抵抗があり、
今は別の道を目指しています。
前置きが長くなりましたが、、、
そんな私は、先日からニュースになっている旭川の女子中学生のいじめによる自殺の件で、大きな憤りを感じています。
教頭先生の言葉がどうしても許せないです。
10人の加害者の未来と、1人の被害者の未来、どっちが大切ですか。10人ですよ。1人のために10人の未来をつぶしていいんですか。どっちが将来の日本のためになりますか。もう一度、冷静に考えてみてください
母親の手記より
そんなの、1人の被害者の未来の方が大切に決まっています。
もしいじめが揉み消されてしまえば、悪いことをしてもかばってもらえると思ってしまう、もしくは、いじめをしたことを悪いとも思わないまま大人になる人が10人も育つことになるのですよ?
そんなの将来の日本のためになるわけがありません。
その10人が大人になって社会に出て、再び弱い者いじめを始めたら、被害者はもっともっと増えることになります。
私にパワハラをしていた方は、正直言って、恐らくある種の発達障害的なものをお持ちだったのではないかと思っています。
自分の思っていることと別のことを言われると、パニックになってヒステリーを起こし、その相手を排除するまで叩きのめす、、、
もし10人の中にそういう兆候がある子がいるのであれば、今の世の中ではその子が生きやすいように導いてくれる制度もあるでしょうし、
家庭に問題があるのであれば早めに対処するなど、
問題ときちんと向き合って今解決し、加害者の子たちが自分の行為を恥ずかしいと認識して心から後悔することで、初めて本当の意味でその子たちの将来が開けると思うのです。
被害者の子はPTSDになっていたと言いますし、ただでさえ難しい思春期にPTSDを抱えてしまうとは、、、
被害者の子の将来こそ、守られて、切り開いてあげなければいけなかったはずだと思うと、ただただ残念でなりません。
いじめや差別、パワハラといったものは、なくならないかもしれない。
SNSでの誹謗・中傷もなくならない、悲しい現実もあります。
でも、どんな形であれいじめと言うのは、被害者の将来を大きく変えてしまう卑劣な行為なので、決して許してはいけないと思うのです。
他人をいじめることで、もしかすると中にはスッキリする人もいるのかもしれませんが、恐らく大半の人は、スッキリするどころかモヤモヤを抱えることになるだけですし、そもそも他人を傷つけておいて自分が幸せになれると思ったら大間違いですよね。
因果応報という言葉の通り、自分のしたことはいずれ必ず自分に返ります。
私にパワハラをしていた人も、私生活は寂しそうでしたし、人相にも滲み出ていました。
最近ではオリンピック関連で、過去にいじめをしていた人が社会的制裁を受けましたが、
もっともっと世の中全体で、いじめ、パワハラ、差別、SNSでの誹謗・中傷など、個人を不当に傷つける全ての行為を、無くしていくように動いていかないといけないですよね。
少なくとも私自身は、自分の言葉や行為で故意に誰かを傷つけることのないように生きていたいと思います。
ということで、今回は真面目な話になりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※いじめ・パワハラ・誹謗中傷に反対の方、コチラ↓を、、、