女性が起業(法人・個人事業主)する際の注意点が身に沁みた話
随分とご無沙汰しておりました。
というのも、現在私、起業セミナー(自治体のなので高いお金を取られる怪しいやつではない)に通いながら、
デザインとライティングの個人事務所を立ち上げようとしておりまして、その準備でバタバタ。。。
知り合いから依頼されているWebデザインのお仕事から派生してECサイト(オンラインショップ)も立ち上げており、
Webライターの仕事は定期的に頂いてますし、
しばらくほったらかしにしてあったココナラからも、ありがたいことにグラフィックデザインの依頼が入り、、、
本日ようやく隙間時間ができました。
そんな最近、今参加している起業セミナーで先生から教えていただいた「女性が起業する際の注意点」が身に沁みておりまして、今回は、そんな話を書きたいと思います。
この記事を読むとわかること
- 今から起業しようと準備中の方
- 起業したての方
- いつか起業したいと思っている方
そんな方向けに、セミナーで聞いてきた
「女性が起業(法人・個人事業主)する際の注意点」
に対して私が身をもって実感している話を書いております。
特に女性が陥りやすい傾向について書いていますが、内容的には性別に関係なく参考になると思いますので、ぜひ読んでいってくださいね。
初めての方へ自己紹介
会社員→キラキラしない系駐妻@シンガポール→Webライター兼デザイナー(Web/グラフィック)の40代主婦。ポジティブ&高め安定型。
「一度の人生楽しく生きたい!」をモットーに、エッセイや日記、お役立ち情報を発信中♪
女性が起業する際の注意点とは
女性が起業しようとする時には特に、陥りやすい注意点があるのですって。
それが下記の4つ。
- 騙そうと思って寄ってくる輩に注意
- あれもこれもと手を広げ過ぎに注意
- 利益は悪いことではないと心得よ
- ビジネスはビジネスとして人と接せよ
では次から、1つ1つご説明したいと思います。
騙そうと思って寄ってくる輩に注意
これは私が実際に身に染みたという話ではないのですが、大切なことなので最初にサラッと書いておきますね。
起業しようとすると、多くの人が寄ってきます。
中には悪意をもって近寄ってくる輩もいて、女性はそのターゲットにされやすいのですって。
今の時代、性別も年齢も国籍も気にする必要ないよねと心から強くそう思う私ですが、女性がターゲットになりやすいとは知りませんでした。
うまい融資の話や高い授業料を払うセミナーなどへの勧誘などは要注意!
授業料を払ってその特別なノウハウを実行すれば誰でも稼げるようになるとか、、、そんなわけないですから。。。
みなさま、お気をつけください。
手の広げすぎに注意
女性はマルチタスク型の人が多い傾向にあるため、ついつい色々なことに手を広げてしまう傾向にあるのだそうです。
私なんて、ブログ2つ、4コマ漫画、写真、SNS、デザイングッズ、Webライター、デザイン、絵本、過去にはLINEスタンプなんかも手を出しましたよ
(↑まさにステレオタイプ)
色々と試してみた中から自分に向いているものを見つけるとか、そういうためには始めないより始めた方が断然良いと私は思っていますが、
いざ起業しようとした時にはそれでは駄目なのですよね。
何故かというと、、、
分散してしまうと1点に集中して時間を掛けている人には敵わないから。
今回セミナーに参加して納得しましたが、1つのことを成し遂げるには、色んなことを考えて、計画して、実行して、分析して、改善して、実行して、、、と、沢山の労力と時間が掛かるもの。
私が今手を出している全てのことに同じように取り組もうとすると、1人の体ではとても足りないのです。
なので私は、セミナーで習った考え方をもとに、まずは今やっていることを全て書き出して、
「趣味」「ビジネスにすること」「やめること」の3つに整理することで方向性が見えてきました。
ということで行き着いた先が、私の場合はデザインとライティングの事務所でした。
実社会からの依頼もあるため、身バレを防ぐためにも、ブログとは切り離して全く別に立ち上げることに致しました♪
利益は悪いことではないと心得よ
利益を生むことにネガティブなイメージを持っている人が、特に女性に多く散見されるそうなのです。
でも起業というのは、始めたからには利用してくださる方のためにその商品やサービスを提供し続けなければいけないという責任が伴うものなのですって。
利益がないとどうなるかと言うと、、、
- より良いサービスや商品を作るために掛ける費用が捻出できなくなる
- 続けていくモチベーションが上がらない
私としては、利益が出るから税金が納められて経済を活性化させる一端が担えるわけで、
それって会社で働いて給料を貰うのと、自分でサービスや商品を提供して対価を貰うことに違いはないし、なぜ利益が悪者扱いされるのかよくわからないですけど、そういうイメージを持っている人がいるのも承知しています。
実例ご紹介
先日、知人からこんな話を聞きました。
コロナ禍で仲間の業界を助けたかったから、とある商品を開発し、利益をほとんど乗せずに販売したそうなのです。
問屋として同じ業界の人に商品を卸し、各店舗がそこに利益を乗せて販売するという形式で。
本当に良い商品を作りたかったため、こだわって研究開発して作ったそうなのですが、その資金は自腹。
出来上がったものは良くて安いため喜ばれて、多くの方に買ってもらえたものの、利益分を乗せていないため儲けはなし。
ところがこの原油高で原料が値上がりしてしまい、利益がないからプールしているお金も勿論なく、売れた今の段階で値上げをすると、「売れたから値上げした」と思われるのが嫌で値上げできなくて困っている、と。
実際にそういうことをする人もいて、自分だったらもう買うのをやめようと思うため、狭い業界なので信用をなくすのが怖いそうなのです
そして、最初の商品を作ってみたことによって、また別の商品を思いついたのだけど、利益が生まれていないため今度もまた自腹で研究開発をすることになるのですよね。
こんな状態で続けるモチベーションも上がらないし、お金もないから次の商品を開発できない。
ほんと失敗した。。。
と言っておりました。
ビジネスはビジネスとして人に接せよ
起業しようとするときには、(前述の悪い人ばかりではなく)色々な人が善意で手を貸そうとしてくれるのですって。
まだ儲けが出ていない段階なので、無償で手伝ってくれたり、出世払いでいいよ、と言ってくれる。
でも、そうなると曖昧なままに物事が進んでいくため、後から揉めて、結果的にその人との関係が悪くなったり、関係を失うことになるのですって。
なので、手伝ってもらうのなら「無償ではなくちゃんとお金を払いましょう」と言われました。
そして実はこの教訓が、今の私には一番身に沁みております。
実例ご紹介
少し前に同じく起業したばかりの知人からWebデザインの修正を頼まれたのですが、
自分の実績として紹介させてもらうことを条件に、無償で引き受けたのです。
見せてもらった範囲であれば1週間もあれば修正できる内容だったので、経験や実績にもなりますしね。
ただ、結局はWebデザインだけでなく、会社のロゴ作成、Webページの構造の修正、プラグインの実装、HPに載せる広告写真作成、文章構成修正、文章の構成など、修正箇所が多岐にわたっていたため結局2、3週間掛かりました。
そのうちにずるずるとECサイトの構築やポップ広告の作成など、どんどんお願い事が膨らんでいき、、、
グイグイねじ込んでくるから
自分の起業準備や本来の仕事に掛ける時間が削られていきます
お手伝いする範囲は最初に話していたのですが、知り合いだと関係性もあるのでなかなかはっきりと言い出せません。
さすがに話が違うので「ここまでしかお手伝いできませんよ」と言ってみたところ、有償で請け負うという話に切り替わったわけなのですが、
なるほど無償は揉めると言う教訓がよくわかりました。
皆様も、報酬額と範囲を最初に合意してからお手伝いしたり、お願いしたりしてくださいね。
起業は孤独を覚悟して、人との繋がりを大切に
一人で起業すると、決めるのは自分、実行するのも自分、責任を取るのも自分、困ったときに解決するのも自分。
例え誰かのアドバイスに従った結果だったとしても、その人のアドバイスに従うと決めたのは自分なので、責任は他でもない自分しか取る人はいない。
だから心得として「孤独を覚悟する」必要がある。
これもセミナーで言われ、身に沁みています。
というのも、私の10月は試練の月でもありました。
- Webライティングの記事依頼の要求が難解で仕上げられるか不安だった
- ECサイト構築中に今の私のレベルでは原因がわからないシステム不具合が発生した
こんな時、企業にいれば先輩や仲間や上司に頼ったり相談したりもできますが、個人事業主なので自分で解決するしかないのです。
特に後者の方は、人のサーバには入りたくないのでメールで知人にやり方を教えていたら、誤操作でWebページが真っ白になってしまい、結局は私がサーバに入って真っ白状態は修復できたのですが、
修復するまで食べ物は喉を通らないし、眠れないしで散々でした
逃げ出してしまいたいし、動揺して良いことは1mmもないので落ち着きたいのに落ち着けない。
そんな時に孤独を痛感するのも自分が選んだ道だから仕方がないと言われたらそれまでですが、
起業するにはメンタル強くないとやっていけませんね。。。
結局は知識と経験を積んで、一歩一歩ステップを上がっていくしかないのです。
でもその時、これまたセミナーで言われた「人の繋がりを大切にしなさい」ということがズシリと心に響きました。
今回支えになってくれたのは夫だったのですが、同じように起業したり起業を志す仲間がいると、似たような悩みを話せたりもできますものね。
人は必ずどこかで誰かに支えられて生きているもので、たとえ孤独を感じる状況であっても、たった1人で生きている人は一人もいない。
無人島で一人で全て自給自足してたら別ですが
だから人見知りとか言っていないで、もっと積極的に人と接してみようと、ドキドキしながら思っている今日この頃です。
あとがき
ということで、しばらくはバタバタの日々が続きそうですが、ブログにまとめることで自分の考えが整理できるタイプなので、落ち着いたらまたエッセイやお役立ち情報を書いていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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