キッチン付きホテルで何作る?少ない調味料でも美味しくできる料理
1ヶ月半前に日本からシンガポールに引っ越してきた我が家。
最初の3週間はコンドミニアムと呼ばれる外国人住居には入れずに、キッチン付き長期滞在型ホテルで生活していました。
海外引越しではたまにありますよね、そういうケース。
入国した日と賃貸物件に入居できる日が同日とは限りませんので。
ということで、最初はホテル生活から始まった我が家のシンガポール生活なのですが、、、
ここシンガポールは外食が高いんですよねーーー
例えば、飲み会に一度参加すると平均100ドル(日本円で約8000円。二次会に行ったら倍かかることも💦)。
とはいえ自炊をするにしても、全体的に物価が高いので、ホーカーと呼ばれる屋台で食べるのが一番安いことで有名な国。
そして、レストランにしてもホーカーにしても、
ここだけの話、外食しても大して美味しくない気がする
と思ってしまうのは私だけでしょうか???
(※東南アジアご飯が好きな人は大好きなので完全に好みの世界です)
しかも、しかーーーもっっっ!!!
健康面から考えたら、やっぱり自炊が一番良いに決まっていますよね!!!
ということで、こんな感じの簡易キッチンで、毎日せっせと夕食を作っていました。
(※朝食はブッフェスタイルでレストランで食べられました。)
備え付けの設備は流し台、冷蔵庫、2口のIHコンロ、電子レンジ。
そこにお鍋やフライパン、調理器具、お皿などは必要最低限のものが備え付けられています。
狭い簡易キッチンなので慣れなくて、料理はなかなかはかどりません。。。
調味料は日本からの引っ越し荷物に入れてあるので買って増やしたくないですし、ホテルからアパートに引っ越す際にも荷物になってしまうため、
必要最低限の調味料で料理するという難題も抱えていました。
炊飯器はこちらに来てから帰任者から頂いたのですが、お米は封を開けてしまうと引越しの際に手間なので使えない状況でした。
ということで‼️
今回は、海外のみならず日本でも、旅行や出張などでも利用することのあるキッチン付き長期滞在用ホテルにて、少ない調味料で実際に私が作った、
簡易キッチンでの簡単自炊録
をご紹介したいと思います。
ショートパスタ
とっても簡単サラダパスタ
これは最初の日に作ったメーニューなのですが、選んだ理由は、慣れない狭い簡易キッチンでも失敗なく作れるからです。
このメニューは簡単で美味しいので、今までもホームパーティーで出したり、お持ち寄りの一品として作ったりしています。
材料
<サラダパスター2人分>
ショートパスタ 200g
ツナ缶 1缶
ベビーリーフ 1パック
プチトマト 8個
ドレッシング
オリーブオイル 大さじ3
白ワインビネガー 大さじ2
塩 2つまみ
胡椒 適量
イタリアンパセリ(ドライ) 適量
作り方
- ベビーリーフを洗い、プチトマトは半分にカットし、ツナは油を切っておく
- お湯を沸かし、分量外の大さじ1の塩を入れてパスタを茹でる
- ボウルにドレッシングの材料を入れ、よく混ぜ合わせる
- 3のボールに、ベビーリーフ、プチトマト、ツナ、茹で上がったパスタを水を切ってから入れて、よく和えれば出来上がり
ポイントは、茹で上がったパスタが熱いうちにドレッシングによく馴染ませることくらいです。
塩気が足りなければ味をみて加えてください。
とってもシンプルで簡単なサラダパスタ。
失敗なしで作れますので、是非参考にしてみてください♪
簡素化ラグーのショートパスタ
次にご紹介するのはラグーのショートパスタ。
こちらはいつも家で作っているレシピを簡素化してありますので、少ない調味料で簡単に作れます。
牛肉でも勿論美味しいですが、豚のひき肉を使うとさっぱり仕上がります。
材料
<ラグーのショートパスター2人分>
ショートパスタ 200g
豚挽肉 200g
ニンニク 1カケ
赤唐辛子 1本
トマト缶 1缶
塩胡椒 少々(お肉下味用)
イタリアンパセリ 適量
オリーブオイル 適量
コンソメ 1つ
作り方
- ニンニクは微塵切りに、赤唐辛子は細かくカットする
- ひき肉には塩胡椒で下味をつけておく
- フライパンにオリーブオイルを引き、ニンニクを弱火でじっくり炒め、赤唐辛子を加える
- 湯を沸かし、分量外の大さじ1の塩を加えてショートパスタを茹でる
- 3のフライパンに豚肉を加え、火が通ったらトマト缶を入れて煮詰める
- 茹で上がったパスタの水気を切ってフライパンに入れ、オリーブオイルを回し入れて強火にかけて混ぜ合わせ、乳化したら出来上がり
ポイントはニンニクを弱火でじっくりと炒めること。
お皿に盛り付けてからオリーブオイルをかけていただきます。
フレッシュバジルなどを散らしても美味しいですよ。
スープビーフンヌードル
簡単トムヤムヌードル
日本にもあるかと思いますが、海外に行くと、ローカルフードの素が売っていますよね。
私が今住んでいるシンガポールは言わずと知れた東南アジア。
シンガポールのローカルフードや、タイ、ベトナム、マレーシア、インドなど、近隣諸国のローカルフードもよく食べられているようです。
そんな中で見つけたのがトムヤムクンの素。
まあ、クノールなのでローカルではないのですが、細かなことは気にしない💦
でもでも!侮るなかれ!
このトムヤムクンキューブ、かなり優秀で、日本のスーパーにも是非置いて置いて欲しい優れもの。
(ネットではたまに買えるみたいですが。)
1粒がコンソメの倍くらいの大きさで、ウエット(水分あり)なのですが、スープの中に入れるだけで簡単に本格的なトムヤムクンが出来上がります。
(本場タイの方からしたら本格的なのかは不明ですが、日本人の私からしたら充分本格的✨)
しかも我が家、トムヤムヌードル大好きです!!!
ということで、このトムヤムクンキューブを使った、煮込むだけで出来てしまう、簡単トムヤムヌードルを作ってみました。
材料
<簡単トムヤムヌードルー2人分>
トムヤムキューブ 1個
水 1リットル
ビーフン 2人分
骨付き鶏肉 1パック
青梗菜 2束
レモングラス 2本
赤唐辛子 2本
パクチー 好きなだけ
ライム 2個
作り方
- レモングラスは皮を1、2枚剥いで、斜めに細長くカットし、青梗菜は食べやすい大きさに切る
- 鍋に、水、鶏肉、赤唐辛子、レモングラスを入れて火にかける
- 沸騰したら弱火でコトコト、吹きこぼれないように蓋を少しずらした状態にして40分程煮込む
- パクチーは食べやすい大きさに、ライムは2つにカットしておく
- 3の鍋が35分たったところで湯を沸かし、ビーフンをお湯で軽く戻す
- トムヤムの素、戻したビーフン、青梗菜を鍋に加え、ビーフンに味が染み込むように混ぜながら3分煮込む(もし水があまりに少なくなっていたら適宜足す)
- 器に盛り付け、パクチーとライムを乗せて出来上がり
ポイントは、鳥を水からホロホロになるまで煮込むこと。
沸騰したら弱火でくつくつ、蓋を少しずらした状態で40分以上煮込めば、大抵ホロホロになっていると思います。
また、アクは、灰色に固まって出てきたら取りますが、一緒に旨味も逃げてしまうので、あまり取りすぎないようにしています。
このチキントムヤムヌードルは夫の大好物なので、今後も我が家の定番メニューになりそうです。
トムヤムクンだけじゃない!他にも色んな味のヌードルに!
トムヤムクンキューブが手に入らない、とか、トムヤムクンは苦手、、、という方もご安心ください。
このクノールのキューブには、他にもチキンやビーフ、シュリンプなど、いろんな種類があります。
(なんで日本では見かけないんだろ???)
チキンキューブを使えばあっさりとしたチキンヌードルに、ビーフキューブとビーフを使えば、ビーフヌードルにもなりますよ。
お手軽ローカルフード
シンガポール・バクテー
シンガポールの数あるローカルフードの中でもうちの夫が大好きなのがバクテー。
一口にバクテーと言っても2種類あるのですが、甘辛い醤油味のハーバルなマレーシアスタイルの方ではなく、胡椒の効いたシンガポールスタイルが好みです。
外で食べるのであれば、我が家はソンファ派なのですが、ローカルのスーパーにバクテーの素が売っていましたので、作ってみました。
材料
<バクテー ・ 2人分>
バクテーの素 1袋
水 1リットル
骨付き豚ブロック 6本
ニンニク 3個
赤唐辛子 2本
作り方
- 鍋に、豚肉、包丁で潰したニンニク、赤唐辛子、水、バクテーの素(調味料は袋のまま、一緒に入っているクコの実は袋から出して投入しました)を入れて火にかける
- 沸騰したら弱火にして1時間コトコト煮る
- 器に盛れば出来上がり
本当は、豚肉は一度さっと茹でこぼして、再度ニンニクを入れて煮込む、などと書いてあるのですが、、、
簡易キッチンにザルはなかったりするので2度茹での手間はかけられないですよね。
ということで、2度茹ではせず、ひたすらコトコト煮込みました。
最初は豚特有のとんこつ臭が気になるのですが、蓋をせずにコトコト煮込んでいるとそれほど気にならなくなってきます。
(ソンファで食べても多少のとんこつ臭はしますしね💦)
煮込むだけなのでものすごく簡単です。
Theほったらかし
でも出来上がりはなんとも美味!!!
コンドミニアム(外国人向けアパート)に入居してからもリピ決定です。
ソンファもバクテーの素を売り出しているので、今度はソンファのバクテーの素を買ってみようと思います。
パッタイ
日本でも大定番、タイのローカルフードのパッタイも、パッタイの素でお手軽に作ることが出来ます。
パッタイの素であれば日本でも手に入りますし、麺もビーフンで作れます。
材料
<パッタイー2人分>
パッタイの素 1袋
ビーフン 2人分
豚挽肉 1パック
卵 2個
もやし 1/2袋
パプリカ 1/4個
青梗菜 1株(*)
ニンニク 1カケ
赤唐辛子 1本
ライム 2つ
パクチー お好きな量
(*)あったので入れましたがなくても
作り方
- ニンニクは微塵切り、赤唐辛子は輪切りにし、その他の野菜は食べやすい大きさにカットする
- フライパンに油(我が家はオリーブオイルしか買わなかったのでオリーブオイルを使いました)を引き、溶いた卵を大きめの塊になるように炒めてから皿に取り出しておく
- フライパンに再度油を引き、ニンニクを弱火で炒め、香りが出て狐色になったらその他の野菜を投入して軽く炒め、最後に豚肉を加えて火を通す
- フライパンに卵を戻し、パッタイの素を加えて全体的に混ぜ合わせる
- 皿に盛り付け、パクチーと、半分にカットしたライムを添えれば出来上がり
味付けはローカルフードの素を使うので、簡単で失敗なしに出来上がります。
キッチン付きホテル滞在中に購入した調味料
結局、我が家が長期滞在者向けキッチン付きホテルにいた間に購入した調味料は、
オリーブオイル、塩、ホワイトビネガー、ドライイタリアンハーブ、コンソメだけでした。
これだけあれば、サラダのドレッシングも作れますし、野菜スープも、副菜に青菜のエチュぺ(*)も作れますので、何とかなります。
(*)エチュぺ・・・野菜と微塵切りのニンニク、オリーブオイルをフライパンに入れ、さっと炒めてから塩を振って蓋をし、弱火でクタクタになるまで蒸し焼きにしたもの。鷹の爪を入れても。
和食を作ろうとすると、この他に味噌、醤油、酒、砂糖、みりん、出汁、などなど、意外にも結構な量の調味料が必要になるので、避けていました。
どうしても和食じゃないと、、、という方は、和食の素を買ってみると、色々と調味料を揃えなくても作れますよね。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
慣れない狭い簡易キッチンと少ない調味料でも簡単に美味しくできる料理のご紹介でした。
簡易キッチンで、少ない調味料で料理を作るのであれば、結局のところ、ローカルフードの素を使うのが一番お手軽なのですよね。
それ用にカットされた野菜が売っている場合もありますし、賢く利用したいですね。
なお、ローカルフードの素であれば、簡易キッチンでなくても、ご自宅でも気軽にローカルフードを楽しめますし、下手なレストランで食べるよりも美味しいなんてことも!?あるかもしれませんね。
せっかくついている簡易キッチンですし、外食に飽きた時にでも、自炊してみるのも楽しいですよ。
ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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