海外と日本の文化の違いはシンガポールの病院で
海外にいると、普段、日本では当たり前のように受けているおもてなしの心の有り難みを痛感することがあります。
シンガポールに来てからしばらくして、あまりの陽射しの強さで元から頬にあるシミが炎症を起こしてしまいました。
もう半年以上、皮膚科で処方された軟膏薬を塗って炎症を押さえていて、
1ヶ月くらい状態が落ち着いたら、美容扱いの自腹にはなるものの、
もう怖いんでシミを取る施術をしてもらうことになっているのですが、、、
いかんせん炎症が治らない、というか、新型コロナによるマスク生活の摩擦もあるようで、
一度落ち着いてもまた炎症を繰り返すんですよ。
今回はようやく落ち着きかけていたそのシミの上に、プックリとした吹き出物が出来てしまったのです!!!
大きめのニキビなのか、虫刺されなのかわからなかったのですが、ある時気づいたらプックリと膨らんでいて、
痒いし、シミの色も心なしかまた少し濃くなったような気がします。
皮膚科の先生からは経過観察中のシミに何かあったら「すぐに来てね」とおっしゃって頂いていたのですが、
病院に電話すると、予約が取れるのは2週間後とのこと、、、
私が通っているのは日本の病院の皮膚科で、日本人の先生なのですが、気さくで感じも良いし人気があるようで、いつも大忙し。
陽射しの強さとマスク生活で肌トラブルも多いでしょうし、予約制なのですがなかなか予約が取れないんですよね。
仕方がないので諦めて、以前シミの炎症用に処方された薬を塗って様子を見るかと思っていたのですが、
4日ほど塗っても状態が変わらず、一向に良くならない、、、
これはもうダメ元で、予約なしで行っていいか交渉するしかない!
外人さんだとなかなか難しいから、日本人スタッフと話をさせてもらおう!
と、再び病院に電話しました。
日本人のスタッフの方と話せますか?
と言ってみましたが、
今忙しいから私が要件を聞くわよ?
と言われてしまい、、、
事情を詳しく説明してから、
予約なしで今日行ったら駄目?
と聞いてみたのですが、
ちょっと待って、、、
やっぱり今日は予約一杯だから、次に予約出来るのは10日後なんだよね。
と、前回と同じことを言われてしまいました。。。
こういうときに日本であれば、「ちょっと待ってくださいね」となって、
「お待ちいただくことになりますが、来ていただいて良いですよ」と答えてくれますよね。
こういうのって言葉の問題ではなくて、
文化の違いであり、
日本人特有のおもてなしの心なんですよね。
困っている人がいたら、皆まで言わずとも気持ちや状況を汲んでくれて、なんとかしようと手を差し伸べてくれる、それが日本人の持つ良いところ。
そもそも日本人にとっては、そうすることが普通であって、おもてなしだなんて思ってすらいないですしね。
外国人から見て日本人が優しいと言われるのって、何か特別なことをしているわけではなく、当たり前に人のために動けるところなんですよね。
でもまあここはシンガポールで、相手はシンガポール人なわけで、
郷に入れば郷に従えで交渉するしかないですし、
それでダメなら諦めて、ローカルでも別の病院を探すしかないのか、、、
うん、予約取れないのは知ってるんだけどね、、、
予約なしに今日は行けない?
頑張って粘ってみたら、「うーん、、、確認してから折り返すね」となり、折り返し電話でようやく、
待つと思うけどお昼前に来て良いよ
と言って貰えました。
結局、1時間待ちで午前中の予約が終わったあとに診てもらうことが出来たのですが、
頬にできていたものはニキビ(吹き出物?)で、今まで塗っていた軟骨の副作用かもしれず、
あの軟骨は炎症を抑える代わりにニキビ菌の活動は活発にしてしまうそうでして、、、
そりゃあ毎日せっせと軟膏を塗っても治らなかったわけです。
ということで、無事に治療してもらうことが出来て、抗生剤も処方して頂きました。
あぁ、診てもらえて本当に良かった
ドクターを始め、ナースさんも、薬剤師さんも、受付の方も、皆さまありがとうございました!!!
ちなみに、、、ですね、、、
東京の病院だと混みすぎていて待つのは当たり前だし、先生も沢山いる患者さんだからいちいち経緯を覚えてくれていなくて、
毎回行く度に、思い出して貰うべく経緯の説明からしなければいけないんですけど、
シンガポールではどこの病院でもちゃんと経過を覚えてくれているし、
今回も、受付の人に話した事情がちゃんと先生に伝わっていて、日本よりも安心して病院に通えている気がします。
とはいえ病院に通う必要がなくなるのが一番ですし、
一刻も早くこのシミの炎症から開放されたい!!!
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
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