適度な散歩のススメ:シンガポールローカルエリアを2時間歩いた話
ただ今サーキットブレーカー中のここシンガポール、、、ここに来てのクラスター発生により、1日の感染者数が、
202年4月8日142人、9日287人、昨日の10日は198人と、3日連続大幅に増えてきています。
最新情報:https://www.moh.gov.sg/covid-19
街はスーパーの買い物客や散歩をする人、Grabフード(Uberイーツの東南アジア版)のデリバリーの往来があるくらいで落ち着いていますので、なんとかこの1ヶ月の自粛期間に状況が落ち着くことを願うばかりです。
外出自粛中でも近所の散歩は認められているシンガポール。
皆さんは近所を歩いていたつもりがいつの間にか遠くまで行ってしまった、、、という経験はないでしょうか。
今日の我が家の散歩は、30分のつもりが2時間に、、、💦
ということで、今回は適度な散歩のススメのお話です。
この記事を読むとわかること
適度な散歩とはどういうものか、度を超える散歩は逆に危ないということが、筆者の失敗談から分かります。
また、シンガポールのローカルエリアの雰囲気、外出自粛中の街の雰囲気もご覧頂けます。
※この記事は2020年4月11日に書いたものです。
新型コロナのシンガポール最新記事は シンガポール生活日記 からご確認いただけます。
適度な散歩とは
日本にいた時、毎日長い通勤時間と仕事に追われ、なかなか運動をすることが出来ずにいたワタシ、、、
健康診断や病院を受診した際などに、毎回適度な運動をするように言われていました。
適度な運動というのは、どの先生も同じことを言うのですが、一日30分程度のウォーキングが、無理なく、過度にもならずにオススメらしいのです。
日本では朝早くは起きられなかったし、仕事が終わったら外は真っ暗だし、、、歩くっていったって時間がないしねえ、、、
という生活だったのですが、シンガポールに来てからは、時間が出来たので歩くことが出来るようになりました。
今は国中のほとんどのオフィスがクローズになり夫も在宅勤務中なので、歩ける日には2人で近所を歩いています。
散歩にオススメの場所
散歩に良い場所は、なんと言っても緑の多い場所なんですよね。
近くの公園で緑道を歩いたり、近所の川沿いの遊歩道を歩いたり、、、
緑の多い場所で歩くと爽やかな気分がして、少し歩いただけでもリフレッシュされていくのがわかります。
同じ時間歩くのでも、コンクリートだらけの街中を歩くより、緑の中を歩いた方が疲れないのだから不思議です。
日本で東京や地方の都市部にお住まいの方は、今は物理的に人がウイルスを運ぶことを阻止するのが1番なので、地方の緑の多い自然の中に遠出して出掛けて、、、ということは、もう少しの間の我慢ですかね。。。
30分のつもりが2時間になってしまった散歩の話
土曜日の今日、我が家は近所の公園を散歩するつもりで家を出ました。
日焼け止め対策はしたのですが、すぐ帰ってくるつもりだったので、出がけに多めの緑茶を飲んで、水は持たずに出掛けました。
思いつきでいつもと違う道へ
近所の公園へ行こうと思ったのですが、ふと気が変わって、通ったことのない道を歩いてみることに。
この道をずっと進むとナショナルパークがあるようで、遊歩道になっています。
看板には地図も掲載してあったので、どうせなら行ったことのないその公園まで歩いてみることにしました。
遊歩道の左手は大通りになっていてバスが通っていましたが、大抵は乗客もまばらで、中にはほとんど誰も乗っていないガラガラなバスも見掛けました。
いつもは混み合うホーカー(屋台村)も閑散としています。
途中で橋が出てきたのですが、公園はこちらという矢印につられて渡ってみました。
今思うとこれが間違いの始まりだったのですが、、、この時には知るよしもありませんでした。
橋を渡って少し歩くと、また地図があったので見てみることにしたのですが、、、
良く見ると、公園まではMRT(地下鉄)で2駅分の距離でして、、、まだ1駅分も歩いていないのに、歩き始めてから既に30分経っていました。
出遅れたので時刻はお昼前、、、常夏のこの国でのこの時間帯は、既に蒸し暑さ限界の汗だく状態です。
この距離を今日歩くのは無理だね、ということになり、引き返そうとも思ったのですが、地図の中にくっると少し遠回りすれば帰れる迂回路を見つけました。
どうせなら、戻るより違う道で帰ろうということになり、迂回路を目指して歩き始めたのですが、、、
今思えばこれが2つ目の間違いでした。
迂回路へ
迂回路を目指して歩いていると、市民プールが出てきました。
ここも今は閉鎖されているようです。
徐々に日差しが強くなってきて、真上から太陽がじりじりと照り付けてきます。
迂回路だと思って通りを曲がりましたが、何だか違う???
大きなHDBの集合体があって、それを抜ければ隣の大通りに出ると思ったのですが、、、
迷路のような場所で通り抜ける道が分からずにウロウロ、、、結局諦めて元の通りに戻ってきました。
その後、迂回路はもう少し先の通りだったことが分かったのですが、看板の地図が大雑把過ぎて近いように見えただけで、実際に歩いてみるとめっちゃ遠いのです💦
街並みは徐々に、ベッドタウンのそれから、市場や工場などの立ち並ぶエリアへと移り変わり、、、
そうなると道端にゴミが落ちていて、何だか汚くなっていくのです。。。
高級住宅エリアを発見
そんなエリアをようやく抜けて再び大通りに出た我々。
角を曲がると道の向こうに、シンガポールでは珍しい一軒家が立ち並ぶエリアが見えてきました。
ここはBurgundy Driveという場所で、後からネットで調べてみると、この辺りの住宅の売り出し価格は中古で2億円以上、借りると月55万円くらいでした。
田園調布、、、いえ、シンガポールのビバリーヒルズと言ったところでしょうか。
(シンガポールに詳しくないので良く知りませんが、、、💦)
ちょっと街の中に入って見学してみたかったのですが、この頃にはもう喉がカラカラ、大量の汗が顔や体から吹き出していて、、、
家までもまだまだ遠いですし、やめておきました。
郊外の何もないエリアに突入
ここからが地獄の始まりでした。
先ほど通ってきたベッドタウンエリアにはスーパーがあったのですが、まさかこんなに遠いとは思っていなかった我々、、、
極力コロナ感染のリスクを減らすためスーパーを素通りしてきてしまったのですが、歩けど歩けど何もないエリアに突入してしまいました。
誰も歩いていません。。。
顔は真っ赤になり、喉はカラカラで、、、こうなったらもうバスで帰るか、最悪Grabで車を呼ぶか、、、
でもそうするとコロナ感染のリスクが、、、
いやいや、その前に熱中症で倒れるリスクの方が高いでしょーーー
とにかくしばらくバス停の椅子に座って涼もうか、、、
などと話していたのですが、その先の角を曲がって少し歩くとマックがあることを発見したため、頑張ってマックまで歩くことにしました。
砂漠のオアシスならぬ炎天下のマクドナルド
マックのある通りに出ると徐々に人影が出始め、ウォーキングをしている人とすれ違ったりもしました。
看板が見えた時には思わず「マックだ!!!」と叫んでしまいましたよ。
店舗の前には車がドライブスルーの列を作っていました。
店内に入るには入場制限があり、一旦外で並んで待つのですが、そこにも安全な距離を空けて並ぶための線が引いてあり、人と人とが密接しないようになっています。
並んでいる間に熱を計られるのですが、私の1回目が39度。 計り直した2回目でも38.4度もありました。
係の人も驚いていたのですが、これはコロナではなく、確実に熱中症気味で一時的に体温が急上昇している状態です。
明らかに汗だくでゼイゼイ言っているので、係の人にも分かったようで、無事にクーラーのきいた店内に入ることが出来ました。
椅子には座れないようになっていましたが、涼しい場所に入れただけで生き返りました。
2人でコーラのLサイズを1つ頼み、受け取ったその場でゴクゴク飲んで、あまり店内に長くいると怒られそうなので、その後は歩きながら飲み干しました。
もう、マック、命の恩人!!!これからは足を向けては寝られません!!!
これで何とか復活して、無事に家まで戻ってくることが出来たのですが、、、
お礼と言っては何ですが、、、近所のマックでお昼ご飯を買って帰りました。
この時に再度検温されたのですが、体温は一気に下がって36.7度になっていました。
歩いている最中なのでちょっと高めですが、正常値です。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は、適度な散歩のススメのお話でした。
運動というのは適度が一番です。
常夏のシンガポールでウォーキングをされる場合には、朝の涼しい時間帯などに一日30分程度行い、万が一のためにも飲み物を持参して、小まめな水分補給をしながら行いましょう!!!
皆さんも気をつけてくださいね。(うちだけ!?💦)