概要と感想:リー首相のシンガポール新型コロナ対策が凄い点

マリーナベイサンズ

2020年12月28日から移行するシンガポール新型コロナ対策のフェーズ3。

当日の会見を見ながら、小学生の読書感想文のような速報を書いたワタシですが、
(※噂の読書感想文のような速報はコチラから)

いやいやリーさん、あなたってどんだけ優秀なリーダーなの???

と、私は思いましたよ。

ご挨拶


やっぱりリーダーに必要な素質を全部持ってるんじゃないか、、、とも。

(※↑政治に詳しくない外国人が新型コロナ対策だけみて言ってます)


ということで今回は、

  • 新型コロナのシンガポールにおける対策の概要まとめ
  • 独断と偏見による、今回のフェーズ3でリーさんが凄いと個人的に思う点

について、書いてみたいと思います。


*初期段階から感じていたリー政権の新型コロナ対策の凄さ
=>アベノマスクへの反応で感じたシンガポールのコロナ対策がすごい点から

シンガポール新型コロナ対策:概要まとめ

シンガポールの新型コロナ対策の概要を簡単にまとめると下記のようになります。

サーキットブレーカー2020年4月7日から6月1日・ステイホーム
・スーパーへの買い出し・近所の散歩・通院を含むエッセンシャルの用事のみ外出可能(*マスク着用)
・スーパーや病院などエッセンシャルワーク従事者以外は在宅勤務
・レストラン・ホーカーはテイクアウト営業
phase1
フェーズ1
2020年6月2日から6月18日・学校・製造業・一部のサービスが開始
・それ以外は基本サーキットブレーカー期間と同様
phase2
フェーズ2
2020年6月19日から・お店が開き、レストランやカフェで1グループ5人までの飲食が開始
・お店でお酒を飲める時間が夜10時半まで
・家庭を訪問できる人数は5人まで(お客さん5人までなら自宅に招いてOK)
・公園やプールやジムなどがオープン
*ソーシャルディスタンシング、マスク着用は継続
*在宅勤務できる仕事は在宅勤務を継続(=>徐々に緩和)
phase3
フェーズ3
2020年12月28日から・外で集まれる人数が5人=>8人
・家庭を訪問できる人数が5人=>8人
・アトラクションやモールなどの収容人数緩和
*その他のセーフマネジメントメジャー(新型コロナ対策)は継続(=>随時緩和)
*(2021年の3Q目処)シンガポール人・長期在住者は無料でワクチン接種を受けられる
接種は16歳以上、現時点ではファイザーのワクチン。ボランタリーではあれど、強く推奨されている。
大まかな概要

フェーズ3でリー首相が凄いと思う点

独断と偏見にまみれておりますので予めご了承ください。

今までも何度か驚かされてきたリー首相の采配

今回のフェーズ3でもまた驚かされました。

シンガポールの新型コロナ対策について一文でまとめるとすると、

目的がクリアにあって、そのゴールへ辿り着くためにプロアクティブに先手を打って対策を施す

というものだと思っています。

「シンガポールが世界のHubであり続けるためには国境解放が必要で、慎重に管理しながら徐々に開放していく」

というようなことは以前から言っていましたよね。

実際に相手国の感染状況を見ながら、入国後の隔離を緩和したり強化したりしていました。

言っていることはわかるけど結構リスキーだよね、、、
まあ徹底管理の優秀な政府のことだから、やってのけるのかな?

くらいに思っていたのですが、

まさか全員に無料でワクチン接種を可能にするとは、、、

感染の収まらないアメリカやイギリスとは状況が違い、国内感染が収まっているシンガポールでこの決断とは。

何故ってどんな予防接種にも多少なりとも必ず副作用はあって、

夫も黄熱病のワクチン接種をした後には四十度近い高熱が出たり、

私もインフルエンザの予防接種をすると1週間くらい具合が悪かったりするくらいなので、

それが新型のウイルスへの新しいワクチンとなると不安も大きいですよね。

いくらボランタリーとはいえ強く推奨するからには、

いくら明るい北朝鮮と異名を持つシンガポールとはいえ、万一何かあった場合には政府への非難は免れないのでしょうから、

かなりの決断力がなければ出来ないこと。

この思い切りの良さ、日本人にはなかなか真似できないですよね。

日本の会社では、独裁の社長で普段は威張っていても、肝心なことはなかなか決めてくれなかったり、いざとなると何とか決断を回避しようとしたりする人達を実際に見てきましたもの。

そして、世界が感染を収めるためにワクチン接種を開始している中で、

シンガポールは自力で感染を抑えた上で国境を開放して経済を活性化するためにワクチン接種を行おうとしているわけで、

一歩先を行っているなあ、、、とも思いました。


更にいうと、

  • 国境を開放していきます!

と言ったら、

  • せっかく感染が収まっているのにリスキーじゃない?何か対策はあるの?

と皆が思うところを、

  • 徹底的な管理に加えて国民&長期居住者がワクチンを無料で接種できるようにします

と、、、会見で記者からも大した質問が出ないくらい、ぐうの音も出ないような対策を提示してきていますからね。


ということで、私が個人的にフェーズ3でのリー首相の対策について感じたのは、

  • 行き当たりばったりの対処法ではなく、数年先を見据えてプロアクティブに考えているところがシンガポール政府の凄いところ
  • 目指すべきゴールの提起がクリアで、それが首相のスピーチでクリアに国民に伝わる

というものでした。


勿論シンガポール政府のやり方に賛否両論はあるのでしょうし、

今回の選択肢の結末がどうなるかわからないながらも(個人的にはワクチン接種はちょっと嫌ですし)、

ぐいぐいと国民をリードしていく統率力実行力は本当に目を見張るものがあると思うのですよね。

リーダー論というものがどういうものであるのか実地で学ぶことのできる優秀な政府だな、、、と思っております。

※リーダーの資質については=>シンガポール総選挙や新型コロナから考える経営者の資質と能力から

あとがき

予想外の外国人労働者の寮での感染拡大についても臨機応変且つ真摯な対応見事にリカバリー&コントロールしてのけましたし、

個人的には今回のワクチン接種は嫌ですが、ゴールがクリアなだけにやたらと説得力がありますよね。

後はワクチンに重大な副作用がないことを願うばかりです。。。

そして1日も早く安心して暮らせる世界、気兼ねなく日本に一時帰国できる世界が戻ってきますように。

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