シンガポール総選挙や新型コロナから考える経営者の資質と能力

シンガポールの道脇の花

晴れの日の芝の匂いっていいですよね。

こんにちは、シンガポール在住の当ブログ管理人、こどらです。

最近ずーーーっと雨続きだったシンガポール、昨日は久しぶりに晴れて気持ちが良かったです。

モールから出てきたら空が青かったので、思わず景色の開けているところまで走っていって写真を撮りました。

久しぶりの晴れ間



シンガポールでは先日、リー首相によるテレビ演説があり、7月に総選挙をすることになったんですって。

今の政府は来年4月までなのですが、新型コロナが落ち着いている今、選挙をすることにしたそうで。

政治の世界なので、今選挙するのが自分たちに支持を集めるには最適な時期だという計算があって判断したのでしょうね。

新しい政府が今後のコロナ対策を指揮し、経済を立て直す事になる、、、と、、、

聞いた時に、最初に感じたのは、

「え?リーさんも立候補するよね?今の政府だから安心していられたのに、もし全く新しい政府になったりしたら、この先どうなっちゃうの?」

という不安でした。

シンガポールの政治のことはよくわからないのでモヤモヤしていたのですが、リー首相も再選目指すと聞いて安心しました。

外国人である私が感じる程の不安や安心感ですよ?

コチラの記事にも書いたのですが、今のシンガポール政府のプロアクティブな新型コロナへの対応には驚かされるものがあって、

こう言う経営者の下で働きたいと思ったほど。
(↑政治のことはわからないのでつい会社で考えてしまう元会社員💦)


困難にあった時にこそ人の本質がわかるものなので、日本の友達の話を聞いていても、

今回の世界的新型コロナ危機で、自分の会社の社長やマネジメントの対応に不満を抱いた人が多かった印象です。

社長やマネジメントになるための選挙はないですし、その会社に入るまで実態はわからない。。。

上に立つには経営能力だけではなく、人間性が大切なはず、、、

だって、どうせ働くなら、良い環境の会社で楽しく働きたいですよね。

ということで今回は、

こんな人に社長になって欲しい!!!
こんな社長の下で働きたい!!!

という、経営者の資質や能力について、独断と偏見によりまとめてみました。

プロアクティブである

以前プロアクティブな人材について書いたのですが、与えられた環境で与えられた仕事を受け身でするのではなく、

自分の頭で考えて、必要なことを先回りしてする、プロアクティブな能力

これ、経営者には必須だと思うのです。

私がもしサラリーマンに戻るのであればリー首相みたいな社長の下で働きたいと思った理由は、このプロアクティブさにありました。


先日、日本のニュース番組を見ていたら、

この新型コロナの煽りを受けて、毎年開催されるとあるイベントが中止になったことで、集客が出来ず収入ゼロ。。。

「早く元のように客足が戻るのを待っています

と、インタビューに答えている宿泊施設の経営者の方が映っていました。

これについては、少し前にリー首相も演説で呼び掛けていたのですが、これからは今までと同じようには行かないだろう、と。


ある人は職を失うでしょう。

今まで成り立っていた仕事が成り立たなくなることもあるでしょう。

でも新しいスタイルの仕事を開拓したり、これからの世界で需要の出てくる新たなビジネスが生まれたり、

新しいチャレンジが必要になってきます。


まあ、ちょっとワタシの意見も入っているのでニュアンス違うかもですが、そんな感じのことを言ってましたよ。(っていい加減な💦)

ともかく何が言いたいかというと、今まであった仕事ややり方で回るようになるのを待つのではなく

これからの時代に回る方法を自ら模索する必要があるわけで、そんな時にプロアクティブさが重要になってくる、ということです。

宿のイメージ画像

決断力がある

日本人は決断が苦手な人が多い気がするのですが、決断できる立場にある筈の経営者がなかなか決断してくれないこと、往々にしてありますよね。

いつまでに決めてくれないと支障が出る、という期日があるのに、その期日になっても決断しない、、、など。

おかげで仕事が滞ったり、悪影響が出ますし、期日が過ぎてからなし崩し的に対応しなければいけなくてバタバタ残業しながら対応することになったり、、、

決めたらその責任が降りかかるのはわかりますが、経営者の仕事は決断することの筈なので、決断できる資質のある人に経営者になってもらいたい、と思います。

一貫性がある

経営者の方針によって会社全体が動くのですから、あっちでは黒だと言っているのに、こっちでは白だと言っている、、、とか、

都合の良いところだけ黒だと言うのに、都合が悪いところは白だと言う、とか、、、

一貫性がなく、方針がコロコロ変わるようだと、社員はどちらに進めばいいのかわからずに困りますし、都度その方針変換のために対応を変える必要が出てきて振り回されてしまいます。

ケースバイケースで黒と白が混同する、もしくは方針を180度転換するような場合には、

ちゃんと理由を説明するなどすれば良いわけですし、

一貫性がある、一本筋が通っている、ということも、経営者に必要な資質だと思います。

大室山からの景色

逆境に強い

ビジネスに失敗はつき物ですよね。

一度も失敗せずにずっと上手くいくことなどあり得ないので、失敗したり、逆境に立たされた時に、そこからどう立て直すかが重要なわけで、

そんな時に、ブレたり、投げ出したり、イライラしたり、迷ったりされると社員が困ってしまいます。

逆境にあってもドーンと構えている安心感や統率力、逆境にあっても乱されずにプロアクティブに手を打つなど、

逆境に強いと言う資質も、経営者の絶対条件だと思います。

冷静

すぐに頭に血が上る人、怒鳴る人など、自分の感情をコントロール出来ない人にビジネスをコントロールできるとは思えないのです。

人間なので時には腹が立つこともあるでしょうけど、冷静さを失わずに対処できる資質のある人に、経営者になって欲しい、と思うのです。

湖面にうつる雲

器が大きい

人の些細なミスを許せる人、人に任せられる人、優秀な人材を優秀と認められる人、、、

とにかく器が大きい人が社長であれば、社員はのびのびと能力を発揮できます。

器の大きさは滲み出るものなので、信頼や尊敬も自然に集まると思うのです。

逆に、細かなことにケチをつけたりセコイ言動を社長が取ると、社長であるが故に器の小ささがより浮き彫りになる気がします。

東京で個人経営の会社で事務の仕事をしている私の友達は、今回のコロナの際に、週に1回在宅勤務にしてもらったそうなのですが、

そこの社長さんは恐らく、在宅勤務にすると社員が働かなくなると思ったのでしょうね。

在宅勤務の日に、「在宅勤務は暇だろうから」と言って、会社に出勤して働いても1日じゃとても終わらない量の仕事を言いつけてきたそうです。

また別の友達は、熱が37度あったので、微熱ではあるもののコロナだったら大変だからと会社に休みの連絡を入れたところ、

マネジメントから、

「じゃあこの仕事は君の代わりに○さんにお願いするけど、これは貸しだからね」

と言われたとか、、、

社員を大切にする

持論ですが、社員を大切にしない会社はいずれ滅びる、と思っています。

AIが働いているわけではなく、社員は感情をもった人間なので、大切にされれば恩返しをしたくなるでしょうし、満足度が上がればパフォーマンスにも現れます。

会社で働く優秀な人材がその会社の財産だと思うので、優秀な人材を確保しておける会社は発展しますよね。

例え社員を大切にしても、社員の側が会社を大切にしてくれない(色々したのに辞めてしまったなど)、という場合もあるかもしれません。

それでも目先の見返りを求めずに大切にし続けることのできる器の大きさという資質が必要になってくるではないでしょうか。

社員が使う細かな経費は厳しくチェックして節約を強いるのに、自分が使う費用は、特権階級と思ってしまうのか惜しみなく贅沢をして使う、、、

と言う経営者の話をよく耳にしますが、

かつてホンダの社員の方から、本田宗一郎さんは、

「自分は視察なので飛行機はエコノミーで良い。社員は大切な商談で出張しているのだからビジネスに乗りなさい」

と言っていたと聞いたことがあります。

言動と行動が伴っている

口では理想的なことを言っているのに、実は行動が伴っていないこと、多々ありますよね。

会社の理念とか、年始の冒頭の挨拶とか、すごい良いこと言うんですよ、世の中の社長さん。

ですが、実際には行動が全然違ったりします。

私も会社員時代には、上が対外的に言っていることと、実際にやっていることがあまりに伴っていないので、

対外的に言っている「格好良いこと」を切り取って、「以前このようにおっしゃってましたけど?」と突き付けてやろうかと思ったことがあります。
(結局は言えませんでしたけど💦)

社長によって会社のカラーも変わりますし、社員のやる気も変わってきますので、有言実行できる能力を持つ経営者の下で働きたいと思います。

白樺の道

あとがき

来週からついに、夫の会社通勤が始まってしまうそうなのです。

何チームかに別れて、1週間出勤、1週間自宅勤務、みたいな感じになるみたいなんですけど、、、

オフィスワークなので在宅勤務でもビジネスに不都合はなく、今も出来るだけwork at homeが推奨されている筈なのに、

そんなに焦ってオフィスで働かせたがっているのは一体誰なんでしょ。

行ったらどうせ付き合い飲みに行かなきゃいけなくなるだけなんですけど。。。と思う日本人のワタシ。。。

こういう決定は従業員の命に関わるので、無理に普通の生活に戻そうと焦るより、支障がないならもうしばらく在宅勤務を続けさせるという判断をするのも、バランス力だと思うのですけどねえ。

先日コチラの記事で書いたばかりなのですが、人生に必要なのはバランス力だと思っているので、経営者やマネジメントレベルにも本当は必要な資質なのでしょうね。

サラリーマンだから従うしか仕方ないのですが、自分の身はやっぱり自分で守らないといけません

何かあっても会社は責任取りきれませんからね。

ということで今回は、

こういう資質や能力のある人に経営者になって欲しい!こういう社長の下で働きたい!

と言う条件についてまとめてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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