終戦記念日の今日、日本人として知ってもらいたいこと
8月15日は日本の終戦記念日。
勝っても負けても戦争は悲劇しか生まないので、2度と繰り返してはいけないと強く願います。
昨年の今頃、我が家はシンガポールにいました。
日本は戦争の最大の被害者であると言えると思いますが、それと同時に、アジア諸国に対しては加害者でもあります。
この時期や、シンガポールでの終戦記念日である2月15日にアジア圏にいると、肩身の狭い思いがします。
- 日本大好きな私が自分が日本人であることを恥ずかしいと思った話はコチラから
シンガポールには、他にも色々と戦争に関わるモニュメントや施設があり、
日本人であれば、一度は見ておいた方がいいと思う記録が沢山ありました。
- 一番オススメのシロソ砦についてはコチラから
シンガポールでは終戦記念日の2月15日に、ローカルの住宅地エリアでは空襲の際のサイレンが鳴り響くのですが、あの音を聞いた衝撃は、、、2度と聞きたくない音でした。
そして今日は、、、ずっと書けていなかった話を書きたいと思います。
シンガポール人の友人の話
うちの夫にはシンガポール人の親友がいます。
10年くらいの付き合いで、家族ぐるみで仲が良く、シンガポールでは事あるごとに自宅に招いてくれました。
でも、実は、、、
そのシンガポール人の友人のおじいさんは、戦争中に日本人によって殺されているのです。
彼と初めて戦争について話したとき、私が「自分が日本人であることを恥ずかしい」と言った時、
あれは戦争での話だから
こどらがしたことではないから恥ずかしいと思わなくていいんだよ
と、優しい言葉をかけてくれました。
その時には、私はまだその事実を知りませんでした。
でもその後しばらくして、酔っ払った時の話の流れで、ふと友人が話してくれたのです。
おばあさんは自分の夫を殺されたから、死ぬまで日本のことは嫌いだし、許さないと言っていた。
でも「これは自分たち世代だけの恨みとして終わらせて、次の世代には受け継いではいけない」と、子供や孫に言っていたのを、僕は偉いと誇りに思っているんだ
シンガポールには日本の物が溢れていて、日本人が暮らすのに不自由しないくらい何でも手に入ります。
それくらい、シンガポールは日本を受け入れてくれています。
でも、シンガポール人は日本がシンガポールに対してしたことを知っていて、その上で、戦争は戦争と割り切ってくれているのです。
私たち日本人も、そのことを知っておかなければいけないですよね。
残念ながらもう過去は変えられないので、今しっかりと心に刻んで、未来に平和を繋いでいきたいと思います。
あとがき
今日は一年に一度、2度と戦争をしてはいけないと日本中が心に誓う日。
自分たちの先祖が過去にしたこともきちんと知って、日本人の私たち一人一人が、絶対に戦争を繰り返さない、と心に誓うことが必要なのではないかと思うのです。
アイキャッチ画像は去年の8月15日にシンガポールの自宅から見た夕日の写真です。
綺麗な夕日をのんびり眺められる日常に感謝して、戦争のない平和な世界を願って。。。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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