海外に出てわかる日本の良いところ、日本人の素晴らしいところ
みなさんは日本という国が好きですか?
日本人であることに誇りを持っていますか?
こんにちは、当ブログ管理人のこどらです。
我が家は現在シンガポールで暮らしているんですけど、考えてみたら、これまでに夫婦合わせて地球の七大州のうち、南極とオセアニア以外の5つに住んだ経験があり、、、
私の社会人経験も、一社目は航空会社、二社目は日常的に海外支店とのやりとりをする会社で、外国人と仕事をする機会が多かったです。
10代、20代の頃は外国に憧れていて、ニューヨークで暮らすことが夢だったワタシ、、、
そんな海外好きで、お陰様で海外にもご縁のある私だったのですが、
40代になった今では日本が大好きで、愛車で日本全国を車中泊で旅することが夫との共通の趣味になっています。
そこで今回は、そんな筆者が実際に外国で暮らしたり、外国人と働いた経験や、日本全国を旅した経験の中から、
日本や日本人の素晴らしいところについて、異国の地から愛を込めてお届けしたいと思います!!!
この記事を読むとわかること
筆者の海外経験・日本全国車中泊の旅の経験から独断と偏見により下記についてまとめています。
- 日本の良いところ
- 日本人の素晴らしいところ
- 一般的には「ここが日本人の良いところ」と言われているが、意外にそうでもないところ
- 海外で「さすが日本人」と言われる人材になるためには
日本の良いところ
日本全都道府県の旅を制覇している我が家ですが、気負わず・気軽に車中泊の旅が出来るのは日本だからこそなのです。
海外の方がむしろ、キャンピングカーや改造した大型の車で車中泊をしながら旅をすることはメジャーなのですが、
そのために色々な事前準備をしたり、防犯や病気の予防などの対策をしたり、、、
今いるシンガポールでも、隣国のマレーシアや近場のタイなどに、車を借りて旅をすることも可能ではあるのですが、、、
車中泊となると暑いので、準備や覚悟などを想像するとあまり乗り気にはなれません。。。
その点、日本での車中泊は、我が家のように
「今週末3連休じゃない!?どっか行っちゃう?」
というノリで、例え前日や当日に思い立って出掛けても、全く困ることがないのです。
ということで、その理由について具体的にみていきたいと思います。
良質な温泉が豊富なところ
災害大国の日本ですが、、、その分、日本全国どこへ行っても良質な温泉を味わえるのが最大の魅力です。
一口に温泉といっても、その種類も豊富で、、、
硫黄泉・硫酸塩泉・塩化物泉・酸性泉・単純温泉・炭酸水素塩泉・二酸化炭素泉・含鉄泉・放射能泉など、、、
それぞれに特徴も効能も異なる、様々な温泉を各地で見つけることができます。
我が家は源泉掛け流しの湯を求めて日本全国津々浦々を走ってきましたが、最近では熱い湯を求めて共同浴場を回ったりもしていました。
我が家の車中泊は温泉巡りの旅でもあるため、朝目覚めてから朝湯に入り、夜寝る前にも温泉で疲れを癒してから眠る、、、
そうやって旅が出来るのは、世界広しといえども、間違いなく日本だけなのです。
各地に美味しい地物があるところ
日本はその細長い地形から、北は北海道から南は九州・沖縄まで、全国各地にそれぞれの名産品があって、地物の美味しい食材に溢れていますよね。
海に囲まれていることで、各地で新鮮な魚介類を食べることができますし、やっぱり地物は鮮度が良いので味が格別です。
そのお陰で魚が苦手だった私も、今では大好きなお魚が増えました!
地元の食堂は勿論ですが、どこに行けば良いのかわからない場合でも、
高速道路のSAやPA、道の駅などでも、地元の名物や地物食材を使った料理が食べられるのが嬉しいです。
地方ではお店や道の駅のレストランが早く閉まってしまうので、
そんな時に我が家では高速のSAやPAで食べることがあるのですが、高速にさえ乗れば夕食難民になることがないことや、
コンビニで買って車内で食べる(=我が家では「コンビニ晩餐」と呼んでいます)ことも出来るので、夕食をべ損ねることがないというのもスゴイですよね。
欲を言えば、コンビニにもっとご当地メニューを置いて欲しいと思っているのですが、、、
県外からの集客にもなると思うんですけどねえ。
コンビニ業界さん、ご検討お願いします!(笑)
治安が良いところ
我が家が日本全国を車中泊で旅している、というと、私の母親には心配されたりもします。
夜、車の中で寝ていて危なくないの?と、、、
海外であればキャンプ場など、ちゃんと選んで泊まらないと危険ですが、そこは日本。
女性が1人で人気のない場所で車中泊していれば問題もあるかもしれませんが、治安が良いのが良いところ。
今までに車中泊で危ない目にあった経験は一度もないです。
人里離れた車通りもないような場所は、流石にちょっと怖いので避けてはいますが、
そういう場所は犯罪というよりは、最近人里にも出没するようになっている、熊に出くわすリスクの方が高そうです。
勿論どんな状況であれ注意は必要で、過信は厳禁ですが。
日本人の素晴らしいところ
次に、海外経験から日本と海外を比較して思う、日本人が本来持つ、世界に誇れる素晴らしいところを挙げてみたいと思います。
こだわり抜き、誇りを持つ姿勢
日本人最大の誇れる点だと思うところは、日本人が本来、こだわりや誇りを持って仕事をするという国民性だと思います。
無宗教なことが多い日本人ですが、信仰がなくてどうやって人としての正しさなどを身につけるのかと、アメリカ人の友達に聞かれたことがあります。
日本人には信仰がなくても道徳があって、よく「お天道様が見てる」と言ったりしますよね。
バレなければいいのだからと手を抜いて誤魔化す、とか、まあこのくらいでいいかと妥協するのではなく、
納得のいくまで追求する職人魂が素晴らしいから日本は発展してきましたし、
そんな日本人が作るから、世界でも認められているように、やっぱりメイドインジャパンの製品の品質が高いのですよね。
よく聞く話ではありますが、実際に私のイタリア人の友人の愛車も日本車だったのですが、
「今まではしょっちゅう壊れていたのに、日本車にした途端に本当に壊れなくなった。」
と感動していましたし、
私自身、シンガポールに来てから日本製の素晴らしさを痛感しています。
というのも、シンガポールに来た早々に立て続けに2件、外国製品にやられたもので💦
一つ目はプールでつけるゴーグル。
日本製のゴーグルと外国製のゴーグルの両方あったのですが、ついつい安くて見た目もカワイイ方の外国製のゴーグルを買ってみたのです。
だって日本で買う場合、それがいくら外国製だったとしても、日本製よりは品質落ちるけど、、、ぐらいですよね?
ところがどっこい!!!外国で買う外国製はヤバイんですよ!!!
ゴーグルを掛けようとしたその途端にブチっっっと、、、
右目と左目を繋ぐプラスッチック製の留め具(ブリッチ)が切れました。。。
一瞬何が起きたかわからずにキョトン、、、
すぐに気付いて叫びましたよ。
えー〜〜ーー、イマ!?
箱から出してホヤホヤの今ーーーーー!!!!????
そんな絶叫も虚しく、お店にも連絡しているんですけどねえ、、、結局一度も使うことなく泣き寝入りすることになりました。
2つ目はIH用のお鍋。
同僚の赴任者が帰国が決まる直前に買って、もう使わないし引越し荷物になるからと、未使用で新品のIH用の鍋をくれたのです。
「えー、いーの?悪いねーーー、ありがとう♪」
と、喜び勇んで早速使おうと思ったのですが、、、
ピッピッピッ、、、(シーン)、、、、
ピッピッピッピ、、、、(シーン)、、、
えっと、、、、IHに反応せず💦
今やタンスの肥やしになっております。。。
とまあこのように、シンガポールに来て改めて日本製の素晴らしさを痛感しました!!!
ちょっと残念なのは、日本製は品質はいいんだけどデザインがなあ、、、、デザインのセンスをあげてくれれば多少高くても迷うことなく買うのに。
今のご時世、安い外国製品に負けがちにはなっていますが、
日本人のこだわりや責任感と同等のものを海外の人が持てるとは到底思えないので、何とか巻き返して欲しいものです。
それから毎日スーパーで買う食材についても、日本にいた時には、変なことをしていないだろうと信頼できるため、
多少高くても日本産のものを選んで買っていました。
間を埋められる能力の高さ
外国人と仕事をして一番に思うのは各自が自分の範疇の仕事しかしない、ということ。
前の会社ではよく「これは自分のスコープじゃない」というセリフを聞きました。
誰かに聞くと「自分じゃない」
別の人に聞いても「自分じゃない」
関係者全員に一斉にメールして「これを何とかして欲しいんだけど誰に頼めばいいの?」と言うと、誰も反応せずに放置される、、、
まあ普通にありました。
皆が自分のスコープではないと思っているものは抜け落ちて、ブラックボックスに入ったままになります。
それで社会が回っているのだからいいのかもしれませんが、その足りない隙間を埋めてうまく調整できるのが、日本人の持つ価値なのではないかと思っています。
本来の日本人が持つ、空気を読んだり、手を抜かない真面目な気質から考えると、それが出来るのが日本人なのだと思うのです。
前の会社では日本人が海外の各支店に配属されていて、そういう潤滑油的なことを担当していました。
意外と負けてる(?)日本人が良いとされる点
礼儀正しくて親切
よく、日本人は礼儀正しくて親切だと聞きますよね?
私もずっとそう信じていました。
でもヨーロッパで思ったのですが、イギリスやスイスなどの方が礼儀正しいし、親切だと思うのです。
外国の扉が重いこともあるのかもしれませんが、開けたら次の人のために押さえてあげるのは常識(前に日本のCMでもやってましたよね)ですし、
ベビーカーを持った人がバスや電車に乗ろうとすると、周りの人がすかさず手を貸しますし、
電車でお年寄りが乗ってきたら、瞬時に立ち上がって席を譲ってあげています(シンガポールもです!)。
私も東京で席を変わりますが、正直仕事で疲れていて、長い通勤時間なので、
ちょっと周りを見てから、誰も変わっていなければ席を譲る、、、みたいなところあるじゃないですか。
でも海外は、気づいた瞬間に迷いなく立ち上がりますし、それも1人2人じゃなくて、みなが一斉にだったりするのでスゴイんですよねー。
いかにも今時の、ストリート系ファッションで、タトゥーに鼻ピアス、ヘッドフォンで音楽を聴きながら座っていたちょっと怖めの背の高い白人の若者も、
さっと席を譲ってあげるんですよ?
私は勝手に東京でたまに目にする日本の若者を想像して、知らん顔で足を広げたまま座り続けるのかと思っていたので、ビックリしました。
(日本の礼儀正しい若者のみなさまスミマセン💦)
勤勉で真面目
日本人は勤勉で真面目だって良く聞きますよね?
まあ確かにそうではあるし、誰が見ていなくても手を抜かない真面目さは本来持ち合わせていると思うのですが、
ドイツ人の勤勉な真面目さは群を抜いている、、、と、個人的には思っています。
私は2カ国で留学していますが、社会人になってお金を貯めてから行っているため時間の制約があり、語学学校に通ったり、大学の夏期講習に参加しました。
その環境だとその国の人ではなく、世界各地から色んな国の人が集まります。
大抵の国の人のノートはぐちゃぐちゃで(笑)、日本人のノートは綺麗に整頓されているのですが、
ドイツ人のノートを見た時には愕然としました。
整頓されているだけではなく、細かくずらっと書かれていて、その情報量が違うのです!!!
学校で習ったことを元に、自分の理解や解説、例文などが加えられていて、、、
難しい文法について「よくわからない」と言ったら解説してくれたことがあるのですが、
その際にもA4の裏紙2、3枚に、ずらっと図式化して説明してくれて、、、
ドイツ人にもよるとは思いますが、ノートも図式化も、彼女曰く「ドイツではこのくらい普通」とのこと、、、
ちなみにその子は旦那さんの海外赴任に帯同してきていたため職業は主婦で、リケジョでもなく、
結婚する前に働いていた時も普通の事務職だったと言っていたので、研究者とか、学者とか、そういう特殊な人ではありませんでした。
海外で「さすが日本人」と思われる人材とは
海外で仕事をしたいのであれば、実力主義ですし、他の人(外国人)には出来ないことをして自分の能力や価値を示す必要があります。
これは勿論日本ででもそうなのですが、フィールドが海外になった場合には、日本人の本来持つ長所を意識して伸ばすようにすると、
周りとの差別化がより図れるのではないでしょうか。
例えば、空気を読むことも、日本では当たり前だったりするので目立たなくても、
海外であまりそういう文化にないところでのさりげない気遣いであれば、驚かれて感激されたり、重宝されると思うのです。
先に挙げたように、日本人の強みは「とことん追求する妥協しない真面目さ」と「全体感をもって隙間を埋められる能力」だと思うので、
両方あれば最強でしょうけど、まあ普通はどちらかのタイプに分かれると思いますので、
その強みを伸ばしつつ、それが行き過ぎて短所に転じないように気をつければいいのではないかと思っています。
実際に私の前の会社でも、
プロフェッショナルで一目置かれている人か、足りないものを見定めて隙間を埋められる能力の高い人が、
赴任先の海外で日本人からも外国人からも優秀だと評価されていたように思います。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
同じものでも、内側からみている時と、外側からみる時では、見え方って違ってきますよね。
ずっと憧れていたニューヨークも、一度留学してみたら満足して、今からもう一度ニューヨークに住みたいかと言われると、、、
旅行で行きたい!住むならやっぱり日本でしょ。
と思います。
最近は自然災害が多くなってきているのが気掛かりで、そこに来ての今回の世界的コロナ危機、、、
日本人が日本の良さをもっと認識して、国内旅行をしたり、国産の農産物を買うなど、、、
そういうことに貢献できる何かをしたいと思っているところなのですが、、、さてさて、どうなることやら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!