人様の子育てに驚かされた話:弟と従兄弟の気の長い教育方針
先日、祖母の7回忌があって、久しぶりに姪っ子に会うことができました。
姪っ子というのは、9月で2歳になる弟の娘なのですが、片言を話し、てけてけ走っている丁度かわいい盛りです。
弟は長いこと自由気ままな一人暮らしをしていましたし、神経質なとこがあるので、どんな子育てをするのかと思っていたのですが、
直近で見ていると自分なら真似できなそうな、ちょっと驚かされる子育てをしていました。
弟の気の長さに驚いた話
今の姪っ子、色々なことに興味津々のお年頃。
最近はどうやら、扉を開け閉めすることがお気に入りの様子。
その日は窓を開けようとしていたのですが、鍵がかかっているのでもちろんそのままでは開くことができません。
弟の方を振り返り、助けを求める姪っ子。
すると弟、その場を動かず、
鍵を下にひいて開けてごらん
と言うのです。
姪っ子は一瞬弟の顔をじっと見つめ、それから扉の方に向き直り、言われた通り鍵を下にひいて扉を開けていました。
私なら手を貸してしまいそうなのに、今の子育ては自主性を重んじるのですね。
そう言えば姪っ子が1歳になるかならないかくらいの時にも、驚かされた出来事がありました。
姪っ子が冷蔵庫に貼ってあったマグネットを取り外したのですが、すぐに床に落としてしまったのです。
その時にも弟は、
おっことしちゃったねぇ
じゃあ拾ってみようか
と、姪っ子自身に拾わせていたのです。
とはいえ、まだ手がうまく使えなくて、床に落ちた薄いマグネットを拾うのに苦労していた姪っ子。
癇癪を起こして泣きそうになったのですが、すると今度は、
大丈夫。落ち着いて。
メイちゃん(仮名)ならできるよ。
そう言って、手を貸そうとしない弟。
何度も「落ち着いたらできるよ」「めいちゃんならできるよ」を繰り返し、励ましていました。
すると姪っ子もちゃんと落ち着きを取り戻して、マグネットを拾うことができたのです。
弟はのんびりタイプの私とは違い気が短いタイプだったのに、子育てをすると人は気が長くなるのですね。
弟のそんな教育方針と、親としての成長ぶりを目の当たりにし、姉としては嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
いとこの気の長さに驚いた話
そんな弟と姪っ子を見ていて、思い出したことがあるのです。
保育士をしている従姉妹が、娘を連れてうちの実家に遊びに来たことがありました。
その当時のいとこの娘は、今の姪っ子より少し大きく、2〜3歳だった気がします。
帰り際に従姉妹がトイレに入ると、取り残された娘が大声で泣き叫び始めたのです。
結構な騒ぎだったので、当時大学生だった私は面食らってしまい、トイレから出てきたら、従姉妹が娘を怒るのかなと思っていました。
ところが…
あら?こんなところで泣いていたの?
「入れて」ってちゃんと言わないから、ママ全然気がつかなかったよ。
と言ったのです。
そう言われた娘がハッとした顔をしたのを今でも覚えています。
泣き叫ぶことをやめさせるのに、私ならつい怒ってしまいそうですが、怒りは必要ないのですよね。
泣いても母親が返事をしなければ泣いてもどうにもならないことが体感出来て、
「そうか、泣かずに自分の口で要望を伝えれば良かったんだ」ということを学べば、次回から娘は泣き叫ばなくなりますよね。
怒らずにしっかりしつけをしている姿に、さすが保育士は違うなぁと驚いたことを覚えています。
あとがき
子育てだけではなく、人間関係において怒りの感情は邪魔になりますよね。
自分の主張を通すために感情をあらわにして怒鳴るなど、感情のコントロールができない人に対する社会の目は厳しくなっていると思います。
最近の私はコロナ禍でフリーランスをしているので人と接する機会も少なく、
段々と人との接し方を忘れていっているような気がしてなりません。
たまに対面で人と接する機会があると、つい余計なことを言って後味が悪くなります
人と日常的に接していないと、人間としての成長が止まってしまう気もしますし、
ストレスは軽減されますが、良いのやら、悪いのやら、、、
ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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