要領がいいことは長所?短所?メリットとデメリットは!?
最近のシンガポールではまた、共同生活をしている外国人労働者の新型コロナの感染者数が増えています。
感染のあるドミトリーは隔離されているので、それ以外での一般社会での感染は収まってきているのですが、
ドミトリー内の感染もずっと下降傾向にあっただけにちょっと心配です。
日本も東京だけでなく、各地で第二波きちゃってる感じですし、、、この状況、なかなか収まりませんね。
(※2020年7月の状況です↑)
突然ですが、私、昔から要領だけはいいんです。
あの、人にテキトーなことを言ってうまく立ち回る、悪口で使われる方ではないですよ?
どちらかというとそういうのは苦手でして、、、
そうではなく、一般的には良いこととされる「何事も要領良くこなして結果を出せたり、成果をあげられる」という方の要領の良さです。
これについては昔から、
要領がいいことって長所でもあるんだけど、短所でもあるんだよな、、、
とずっと思ってきていて、
最近、ブログを始めてからもそれで困っているので、
今回は要領がいいことの長所と短所、要領がいい人は普段どういう思考回路や行動を取っているのか、筆者の実体験をもとにまとめてみたいと思います。
この記事を読むとわかること
要領がいいということには2つの意味がありますよね。
- 1つ目は、悪い意味で使われることの多い、人間関係で上手く立ち回れる人のこと。
- 2つ目は、良い意味で使われることの多い、要点が理解できる、ポイントを押えられる、物事の本質を見抜くことができるという能力のこと。
今回はこの2つ目の点についての考察です。
要点が理解できる、ポイントを押えられる、物事の本質を見抜くことができると書くと、いいことだらけのようにも思えますが、、、
物事には何事にも両面があるものなので、メリットもあればデメリットもあるものです。
ということで、この記事を読むと、、、
- 要領がいいことの長所と短所、メリットとデメリットが具体的にわかります。
- 要領が悪いとお悩みの方には、要領がいい人は普段どういう思考回路や行動を取っているのか、がお読み頂けます。
- 「自分、要領がいいんすよ」と、実は内心得意に思っている方には、気をつけた方がいいデメリットがわかります。
要領がいい人の思考回路
要領がいい人は、人の話を聞く時でも、本を読む時でも、何か新しいことを習う時でも、
常に無意識に
つまりどういうことだろう
ポイントはなんだろう
と考えています。
人の記憶力というのは人によってそれほど大差はないと思うのですが、
要領がいい人が記憶力がいいと言われる理由は、
無意識のうちにポイントやコツに重点を当てて大切なことを覚えているからだと思います。
要領のいい人が文章を読む時には、最初から最後までを同じように読むのではなく、、、
- ポイントや重要そうなところに重点をおいて読み
- 付加的な箇所は気をつけて読み
- 細部は理解が間違えていないかを確認する目的でサラッと読みます。
要領のいい人が何か問題に直面した時には、、、
- まずはゴールを思い描きます。
- 次に、そのゴールに辿り着くための道筋をいくつかあげていきます。
- そしてその一つ一つを検証していき、一番最適な道筋を選びます。
- 検証の過程で最初のゴールの難点や、より良いゴールが見えてくれば、ゴール自体を臨機応変に変更します。
人というのは、早い段階で要点が掴めてしまい、それが的を得ていると、詳細までとことん突き詰めるという行動は取らなくなりますよね。
そのため要領がいい人は、何か一つのことを深掘りして追求するということがあまりないのが特徴です。
実体験から総合的に考えると、、、
要領がいいことの長所・メリット
要領がいい人には、
- 要点が理解できる
- ポイントを押えられる
- 物事の本質を見抜くことができる
という長所があるので、大抵のことは自分でなんとかできます。
もちろん苦手な分野もありますが、そうでない限り他のことは5段階評価で3.5〜5くらいに到達することが多い気がします。
要領がいいことの短所・デメリット
要領がいい人は周りよりも理解が早かったり、少ない努力である程度まではできてしまうので、
そこから先の深掘りをせず、何かに突き抜けているものがありません。
自分の限界にチャレンジしたこともないですし、一生懸命努力をして何かを身につけた、と言った経験もなく、
その結果、人に誇れるような特技がありません。。。
コツコツ努力して何かに突出した人、好きな一つのことを掘り下げられる人というは、ある分野において5段階評価で5以上を取れる人。
趣味でも、好きなことでも、大抵は何か「これは得意、人には負けないよ」と思う分野や事柄があったりしますけれど、
要領がいい人にはそういう得意分野がありません。。。
学生時代で考えると、、、
要領がいいことの長所・メリット
学生時代は要領がいいことは長所だと思っていました。
メリットの方が断然大きかったからです。
一生懸命必死になって勉強しなくても、教科書をサッと読んだり、授業を一通り聞いておけば、大体ポイントが押えらるので、
そのポイントだけを覚えたり、理解しておけば、テストでは高得点が取れるからです。
でもこの高得点というのも甘くはなくて、やっぱり1つや2つは細かなマイナーポイントからの出題があるので、
そういう問題には答えられず、毎回100点が取れるというものではないのですよね。
なので突出して成績が良いわけではないのです。
要領がいいことの短所・デメリット
学生時代には気づいていなかったのですが、実はこの頃からもう、要領がいいことがデメリットになっていたのですよね。
一生懸命勉強しなくても一夜漬けでもこなせてしまうので、テストのための勉強をするようになっていて、
テストが終わったら綺麗に忘れて、せっかく学んだことが身になっていなかったのです。。。
あれだけ長い時間学生時代があったのに、毎日コツコツと勉強していればもっと役に立っていたかもしれないのに、
今では、もっとちゃんと勉強していれば、もっと良い大学にいけていたのになあ、、、と思うこともあります。
要領よくエスカレーターで上がってしまいましたが普通の大学でして、、、
まあ、もっと良い大学にいけていれば何が良かったのか、と問われれば、前の会社が高学歴の人ばかりだったので、肩身が狭いことがあったくらいなのですが。
勉強と仕事は全く違う世界なので、学歴によって仕事ができる、出来ないは関係ないのですけどね。
高学歴でも仕事が出来ない人も沢山みてきました。
でも少なくとも、勉強はそこそこで仕事はできる人よりも、勉強もできて仕事もできる人の方が格好いいよな、、、と、社会に出てから思いました。
その方がなんだか中身がある感じがしますよね。
それに、一生懸命努力して得たものは自信にもなりますからね。
ただ、、、仕事はイマイチだけど、良い大学を出たことだけが誇り、、、みたいな大人だと逆に残念になってしまいますし、
自信を持つ=プライドが高い、となるのは困りものではありますが。
仕事で考えると、、、
要領がいいことの長所・メリット
自慢っぽく聞こえるかもしれませんが正確に比較するために正直に書くと、
理解が周りよりも早く、ポイントも押えられるので、仕事ができる、と言ってもらえます。
仕事が早いと任せてもらえる仕事も多くなり、その分成果も出せますし、人事評価でも高評価して貰えます。
ボスやクライアントの好みやニーズが言われなくてもわかるので、それに真摯に応えることで信頼して貰えます。
要領がいいことの短所・デメリット
仕事になると要領がいい人はスペシャリストではなくジェネラリストになりガチです。
社会に出るとスペシャリストが沢山いるので、素人の浅い知識で考えるよりも専門家の意見を聞いて取りまとめていけば良くなるので、専門知識がより身につきずらくなります。
また、例え自分の入った会社で功績をあげることができたとしても、一生同じ会社にいるならいいのですが、転職の時には役に立ちません。
日本はどうしても経験者や同じ業界にいたことが転職には有利になる社会ですので、違う分野に転職をしたい場合には何かに突出した専門性のある方が転職には有利です。
要領の良さは履歴書や面接でアピールしたところで口ではなんとでも言えますし、証明が出来ませんからね。。。
ブログを書く上で要領がいいことはメリット?デメリット?
今、私が直面しているのがこの問題。
ブログを書く上で、要領がいいことが人生最大のデメリットになっています。
文章を書くのが好きでブログを続けています。
でも、多くの人に読んでもらえるブログを書くためには、色んな方が口を揃えて言っていることは、
「自分の得意分野・好きなことに特化したブログを書くこと」
なのですよね。。。
この分野なら経験がある、知識がある、人に負けない専門性がある、そういうものがある人が特化型ブログを書くと沢山の人に読んで貰えるということ。
確かにそうですよね。
どこの誰かわからない普通の人が健康について書くよりも、お医者さんが書いている健康ブログの方が説得力がありますし。
こうなってくると困るのが、自分には得意分野がない、特化して突き詰められるような好きことがない、ということなのですよ。。。
こう言っちゃあなんですが、過去、異なる2つの業界の異なる職種で働いてきましたが、
仕事は割と得意だったのですけど証明はできないですし、
何より専門性がなく、特記するような資格もない。。。
最初は仕事のノウハウをブログにまとめようと思っていたのですが、
平凡な会社員から主婦になった今の私が仕事のノウハウを書いたところで誰が読むの???
また、今いる環境から、シンガポール情報を発信するブログを書くにしたって、
シンガポールには駐在しているor駐在していた日本人は数えきれないほどいますので、その先駆者の方々が既に書き尽くしてきているわけですし、、、
でも、要領がいい人は、いろいろな経験や体験を通して要領を掴むことができる傾向にもあるので、
なんとか自分で工夫をして、得意分野なしの雑記ブログでも多くの人に読まれるにはどうすればいいか、その悟りの境地に辿り着きたいなあとは思っています。
仕事だと、少し続けると大抵はコツが見えてきたりもするのですが、SNSやブログは全然見えてこないのですよね。
ですので時間がかかるかもしれませんし、辿り着けないかも知れませんが、その試行錯誤や考えている時間も好きなのです。
全く見えてこない中で、ある日突然何かが見えるかも知れませんし、徐々に少しづつ見えてくるかも知れませんし。
何事においても重要なのは自分の頭で考え続けることだと思っています。
もちろん人の意見や経験談があれば、教わったり参考にしたりもしますので、自分を過信するとか、変なプライドを持っていて人の意見を聞けない、とかいうのとは違います。
でも、自分で考えた時間や工夫した労力は、もし1つのことで辿り着けなかったとしても、別のことで必ず役に立ちますからね。
ということで、要領がいいことがブログを書く上でメリットになり得るのか、、、今後自分自身で要検証です。
まとめ
要領がいいということは、一見すると良いことのように思えるかもしれません。
でも上に挙げたように、当然デメリットもあります。
ですので最近は特に、
要領がいいだけで今までやってきたけど、私の中身はちゃんと詰まっているのだろうか
と不安になることが多々あり、、、
逆に「要領が悪いんです」と悩んでいる同僚も見てきましたが、私としては彼らの方が、スロースターターなだけで結果的には中身がぎっしり詰まっているように見えるのです。
1から10のうち、重要な5個だけを覚える要領のいい人は、個数が少ない分早く覚えられるのですが、
要領が悪いと言っている、1から10を全て覚える人の方が、時間はかかるかもしれませんが、結局は知識が増えていくのだと思うのです。
ですので、仮に要領が悪いとお悩みの方がいたとしても、要領が悪いことを悩む必要はなくて、むしろコツコツと積み重ねられる努力が出来る人、ということになるのだと思います。
一方、要領がいい人でも、要領の良さを活かしながらも何かを突きつめる努力が出来る人であれば、中身の詰まっている人になれるのですよね。
物事には何事にも両面があり、メリットとデメリットがあるもの。
そうであれば、自分の特徴と、長所・短所をきちんと理解して、メリットの方を上手く活用していけるようになりたいですね。
あとがき
今回は、要領がいいことの長所・短所、メリット・デメリットについてまとめてみました。
ブログについては、同じ記事を書くにしても、ライター募集に応募して、1文字いくらで書けば収入にもなりますし、
その媒体を通して多くの方に読んで貰えるとも思うのですが、今はゼロから自分で何かを作りたい気分なのですよね。
ずっと長いこと会社勤めだったので、型にハマったり、周りに合わせるのではなく、自分らしく何かが出来たらいいなあと思っているのかもしれません。
そうは言っても世の中というものはそんなに甘くはないので、いつか現実や実生活との折り合いをつける日がやってくるのかもしれませんが。。。
ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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