住んでみてわかったタワーマンション高層階のメリット・デメリット
シンガポールの我が家は30階以上の高層階にあります。
シンガポールは国土が狭いので全体的に高層住宅なのですが、特にコンドミニアムと呼ばれる外国人向け住居は、日本で言うところのタワーマンション。
日本でタワーマンションなんて聞くと、ちょっと都会的でセレブっぽいイメージもありますよね。
まあシンガポールで駐在している外国人はほぼコンドミニアムに住むものですし、
日本で聞くような階数によるヒエラルキーなんてものも多分ないのでは?と思います。
ただ、このタワーマンションと言うもの、住んでみないとわからないメリット・デメリットがあるものですね。
特に我が家はマンションの造りで、真上の屋根がバルコニーの先まで長く突き出ている階でして、
それによる思わぬ弊害もあり、、、
ということで今回は、
住んでみてわかったタワーマンション高層階のメリット・デメリット
について、良く言われている噂の本当のところはどうなのか、まとめてみたいと思います。
この記事を読むとわかること
タワーマンションのメリット・デメリットについて、良く不動産関係の記事を目にします。
大体上がっているメリット・デメリットは同じようなものなのですが、
実際に住んでみて本当のところはどうなの?
についてまとめています。
シンガポールで外国人向けコンドミニアムを探している方、
日本でタワーマンションに住むかどうか迷っている方向けに、
高層マンションの高層階(30階以上)に住んでいる体験から考える、メリット・デメリットがわかります。
噂その1:景色が良い
タワマン最大のメリットとして言われているのが
景色が良い
ということ。
朝には明けゆく太陽の淡い光と朝靄に包まれた街が見渡せ、
晴れた昼には眼下の街だけでなく、遠くの海や山並みが映え、
夕方になれば焼けるような夕陽に染まる街を眺め、
夜にはキラキラと瞬く夜景に癒されます。
この景色を毎日見ながら生活することができるのは、確かに価値があると言えるのだと思います。
噂その2:充実した共用施設
マンションに充実した共用施設があるのはとっても便利ですよね。
一方で、本当に使うの?管理費がその分高くなるよ?などのデメリットも囁かれています。
シンガポールのコンドミニアムには、通常、バーベキュースペース・ジム・プールなどがついています。
我が家が一番利用するのはプールですが、これは本当に有り難いメリットですね。
ジムやプールを使うためにスポーツジムに入会する必要もなく、
自宅から水着やトレーニングウェアで行って帰ってこれるのが最高に便利
日本にいた時には仕事で帰り時間が遅かったので、暗い中外に出るのも防犯上怖く、全く運動をしない生活を送っていたのですが、
同じ建物の中にジムがあれば夜遅くても運動することが出来ますよね。
また、日本もシンガポールも部屋が狭いですし、
友達や親戚などの集まり(ホームパーティーって言おうよ💦)などの際に利用できるバーベキュースペースやパーティールームがあれば、
自宅の隅々まで掃除をしなくても人を呼べて、
基本的な片付けさえすれば、後は管理事務所が綺麗に掃除してくれるというのも有り難い限りです。
結局全然使わない、、、という方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的にはとっても重宝しています。
噂その3:エレベーターの難
エレベーターが来るのが遅い、というのもタワマンでよく言われること。
うちの場合、エレベーター自体はそこまで待つことはないのですが、
実際に高層階に暮らしてみて毎日地味にストレスなのが
敷地の外に出るまでの遠さ
です
何しろ1階までが長いったらありゃーしません💦
たまに外出する人の多い時間帯に当たってしまうと、
各階止まりかいっっ
とツッコミを入れたくなるほど、何度も何度も色んな階でエレベーターが止まります。
一旦敷地の外に出てから忘れ物に気づいた日にはちょっとした絶望すら感じ、悲壮感を漂わせながら取りに戻ることになりますし、
一度外に出たら最後、全ての用事を終わらせてから帰らないと、一旦部屋に戻ってからまた出る気は一切しないです。
噂その4:荷物の持ち運び
よく、タワマンは重い荷物や大量の荷物を買って帰った時に、部屋まで運び込むのが大変だと言いますよね。
この噂、絶対ホントです。
シンガポールの外国人向けコンドミニアムには家具がついていますが、家具付きではない場合には引越しだって相当大変だと思います。
宅配を利用したとしても、不在時に宅配BOXまで取りに行くのも大変です💦
こうなったらもう、重いものや大量のものは買わないに限ります。。。
噂その5:ゴミ捨ての手間
タワマンだとゴミ捨てが面倒、、、というのもよく言われていることですよね。
シンガポールは各階にゴミシュートがあって、好きな時に捨てられるのでとっても便利です。
コンドミニアムによっては家毎についているところもあって、そうなると便利と引換えに黒いアイツが出没するらしい。。。
ムリムリムリ
日本だと毎回わざわざ1階までゴミを持って降りることになるわけで、、、
確かにそれは面倒な気がします。
日々の生活の細かな労力って、積み重なってどんどん大きくなりますからね。。。
というのも、郵便物を1階まで取りに行くのが相当に面倒くさいのです。
部屋にいる時にポスト見に行く必要が出てしまった場合には、我が家では夫とジャンケンをして負けた方が見に行くか、
全く行く気になれない時には二人で励ましあいながら一緒に行ったりもします。
(って、、、どんだけなんだか💦)
噂その6:地震の揺れ
タワマン最大のデメリットと言っていいのが地震の揺れ。
シンガポールには地震がないため高層階でも問題はないのですが、この高さで地震が来ることを想像しただけで落ち着かないです。
トラウマになっているのかもしれませんが、
3.11の時に、当時東京で勤めていた会社が入っているビルが免震構造でして、
高層階にあったため、
こんなに大揺れする乗り物には
今だ嘗て乗ったことがない
くらいの揺れで、、、
酔いましたし、備え付けでレール付きの棚が、左右にバタンバタン叩き付けられていました。
家の家具は普通は打ちつけられてはいないんで、、、対策が必要そうです。
で、地震の際にはエレベーターが使えなくなるので、食糧の買い出しなどで地上に降りるのが一苦労。
上りもさることながら、下りも膝がガタガタになってヘトヘトでした。
噂その7:強風
高層階では外に洗濯物を干せないと聞きますよね。
シンガポールには台風も来ないのですが、風は比較的強いです。
でも我が家は向きが良いのか、風が吹いてくるのと反対側を向いているので、洗濯物も普通に干すことができます。
ただ、たまに朝から雨と風が強い日があり、
そういう日にはヒュゴー・グオーと、
風が聞いたことのないような物凄い音を立てて吹いていることがあって、怖いです。
日本は台風の時など、シンガポールの強風以上に相当に風が凄くなると思いますので、想像しただけでもかなり怖そうです。
真上の屋根が長く突き出している階には要注意
通常噂されていることの他に、我が家が体感している注意点があるのでお伝えしておきますね。
どういうことかというと、こういうことです
我が家の真上にだけ、デザインだと思うのですが、長い屋根が突き出ています。
この屋根のお陰でスコールの際にもバルコニーが濡れないというメリットもあるのですが、
下から上がって来るものが
この天井で堰き止められて部屋に入ってきてしまう
という、びっくり仰天なデメリットがあります。
具体的に言うと、
下の階のタバコや料理の匂いが漏れなく部屋に入ってきますし、
高層階では本来あまり悩まされることがないはずの虫が、この屋根で止まって入ってきますし、
音までも堰き止めて反響するようで騒音が酷く、、、
窓を開けているとテレビの音量を最大にしないと聞こえませんし、窓を閉めていても夜中まで電車の音が煩くて安眠できないんですよね。。。
他にも、窓から眺める景色がせっかく綺麗なのに、屋根が邪魔して開放感がなく、写真を撮ると毎回屋根が写り込んできてしまいます。
せっかくの高層階なのに、この屋根が悪さをして快適さを半減させているように思います。
と言うことで、高層階に住むと決めたとしても、自分の階にだけ屋根が長く突き出している場合にはおすすめしません。
*追記*
高層階で暮らしてみて10ヶ月にして気づいた更なるデメリットを追記しておきます。
- 自分の部屋が高層階にあっても途中の階に空中庭園やバーベキュースペースなどがある場合にはそこに虫がいるため、その階を地上と考えて、そこから階数を数え直すべし(※虫嫌いの方)
- 高層階に長く住むと気圧の関係で体調に悪影響が出る説あり
*詳細はコチラから
あとがき
今回は、
実際にタワーマンションの高層階に住んでみてわかったメリット・デメリット:
噂を検証、本当のところはどうなの?
をまとめてみました。
まあ、、、シータの一族だって地に根を張って生きる道を選んで天空の城を捨てたくらいですし、
我が家も地上の一軒家派です。
それはそれで通勤が遠過ぎて大変なのですけど、
平日は時間をお金に変えてサラリーマンをしていると割り切ってお休みの日を重視したので、
結局は自分のライフスタイルに合った住まいを見つけることが楽しく幸せに暮らす秘訣なのでしょうね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※シンガポールの我が家を紹介している記事はコチラからご覧いただけます。
デザインではなく、このコンドの3x階のバルコニーはxx階並みに広いため、下の階には出っ張って見えます。
ロビーxは同じかどうか分かりませんが。。
コメント・ご指摘ありがとうございます!
お住まいの方が読むとお分かりになるだろうとは承知しつつ、ブログには諸々ぼかして記載させて頂いておりまして、
色々と読み苦しい箇所があるかもしれませんが、ご了承頂けますと幸いです。
(頂いたコメントの階数なども申し訳なくもxに変換させて公開させていただきます事、お許しください。)
そうですよね、私もいつも上の階は広くて豪華だなあと思いながら見上げております。