新型コロナワクチン開発:ジェネリックより先発医薬品の理由
こんにちは、こどらです。
今週は世界で大変なことが起きているので、ブログも簡単なことを少しだけにしましょう、と、Wordpressさんから呼びかけが出ていましたが、、、これは今言いたいことなので書いちゃいます。
ということで今回は、ジェネリック医薬品と先発医薬品のお話です。
新薬やワクチン開発のニュースを聞くと、、、
今朝起きたら、アメリカの製薬会社大手のジョンソン・アンド・ジョンソンが新型コロナワクチンの開発の見通しを発表したと報道されていました。
本当に本当に、頭が下がる思いです。
新薬開発・ワクチン開発、、、こいういう記事を目にすると、やっぱりジェネリック薬品より先発医薬品を選んで、新薬の開発を応援したいと思うのは私だけでしょうか???
※詳細記事は下記NHKニュースから参照出来ます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200331/k10012359071000.html
ジェネリックと先発品
ジェネリックって、言って見れば新薬の特許が切れ、開発費や特許料を支払わなくて良くなった後に、先発品を真似て開発される薬のことですよね?
新薬と違って研究開発費がほぼ掛からないため、先発品より安価で、最近では調剤薬局で必ずと言っていいほど勧められます。
薬代を安く抑えられるメリットは、家計に優しく、医療費が下がって健康保険制度を維持しやすくするということで、日本では国がジェネリックを勧めています。
このジェネリック薬品、先発医薬品と成分はほぼ同じだそうです。
ここ重要です。
同じじゃなくて、ほぼ同じ、なのですよね。。。
先発品というのは研究者が時間と費用を費やし、それこそ情熱や使命感を持って研究の積み重ねの上に生み出された薬です。
独占期間の間にもデータを集め、費用を費やし、薬の有効性や安全を調査しています。
一方のジェネリックは、先発品で有効性と安全性が調査されているので、国の承認も比較的簡単で、
メリットである安さを保つために、ジェネリック薬品そのものではその有効性や安全性を確かめていないケースが多いのですって。
うーーーん、、、それって本当に大丈夫なの???
(まあ大丈夫だって言うんですけどね)
それにそれに!!!
いつも個人的に強く思っていることは(一般論であって決してジェネリックを馬鹿にしているわけではありません)、
「既に出来ているものに対しての評価や批判」は誰にでも出来るけれど、「一番最初に生み出す」ことや「ゼロから作り上げる」ことは誰にでも出来ることではない
ということ。
よく、自分では何もしないのに、出来たものに対しての欠点だけをあげつらって、自分がさも優秀だとアピールする人、、、いますよね。。。
あー、ヤダヤダ
(何があった!?💦)
と、、、話題が脱線したので薬の件に話を戻すと、、、
研究者が長年をかけて成し遂げた成果が先発医薬品であり、医療の進歩はそういう研究者の日々の努力によるものだと思うと、
安いからといって安易にジェネリックに流れて良いものなの???
もし仮に、国をあげて皆がジェネリックに流れてしまって、先発医薬品を開発している製薬会社が開発費を回収できない事態になってしまえば、
新しい先発医薬品の開発に着手できなくなってしまうのでは???
そんな不安が浮かんできませんか?
あとがき
健康保険制度を守る必要性は十分に理解できます。
家計に優しいジェネリックを選びたい時期もあると思います。
新薬の開発が出来ないような事態にならないように、きっと国も考えているのでしょう。
ジェネリック医薬品を作られている方々も、日々想像を超えるご苦労や努力があり、社会貢献度の高さは素晴らしいと思うのです。
それでも、、、私はやっぱり、先発品は研究者の血と汗と涙の結晶だと思うので、
多少高くてもその功績を讃えたいし、今後の新薬の開発を応援する意味でも、やっぱり先発医薬品を選びたくなるのです。