シンガポールに住んで思ったこと:もしかして日本より進んでる?
ほぼ赤道直下に位置し、東京23区ほどの狭い国土、多民族国家で4カ国語の公用語があり、
ハイテクで日本の物も大好き。
食料の9割以上を輸入に頼っていて、それ故に世界中の色んな物が手に入る国。
まあシンガポールって、まとめて紹介するとそんな国ですよね。
私、このブログでも以前からポロポロと書いてはいるのですが、
最近思うのですけどね、、、
もしかして、
シンガポールって日本より進んでない?
と、、、
恐らく在住の方は同じように思っていらっしゃる方も多いのでは。。。
と思ってネットで検索してみたら、意外に賛否両論あるのですね。
私はですね、シンガポールに来るまでは、日本ほど進んでいて便利な国はないと信じていました!
先進国と言われる欧にも米にも住んだこともあり、そこと比較もしてそう思っていました。
モチロン、職人技や、日本のクオリティの高い製品、メイドインジャパンの拘りの食材など、
これらは今でも日本が世界一だと思っていますが、
こと、日本がシンガポールと比較して進んでいると言えるか否かについては、、、
ということで今回は、シンガポールが進んでいると思う点を挙げて、考察してみたいと思います。
この記事を読むとわかること
私が思うシンガポールが進んでいる点について列挙しています。
何故シンガポールがここまで進む事ができたのか、その要因についても勝手に推測してみました。
さて、日本とシンガポール、どちらが進んでいるのでしょうね?
気になる方は是非読んでいってくださいね。
シンガポールが進んでいる点
お店の営業時間
外国人が日本に来て一番に驚き、便利だと口を揃えていうことって、
24時間のコンビニや、早朝から深夜まで営業しているスーパーの営業時間
なのですよね。
これって進んでいるというか、都会指数なのかもしれませんけど。
でもですね、、、
シンガポールのセブンイレブンも(もしかすると店舗にもよるかもしれませんが)24時間営業ですし、
何より
ローカルのスーパーが24時間営業
なのです
モチロン全てではないのですが、住宅地エリアにある比較的大きなスーパーは24時間営業のところも多いんですよね。
それ以外でも、朝は7時とか8時から夜10時、11時まで普通に営業していますしね、
正直、東京と同じレベルの便利さではないかと思います。
置いてあるものも、日本食材、韓国食材、中華食材、イタリア食材などは勿論、基本何でも揃います。
医療が進んでいる
シンガポールには日本の病院がいくつもあって安心なのですが、
ローカルの病院の医療レベル、
下手すると日本より高いんじゃ
と個人的には睨んでいます。
普段私がシンガポールで病院にかかる時には、医療となると専門用語も多く、日本語でも良くわからなかったりするので、言葉の問題を考えても日本の病院に行っていますが、
以前にも書いたのですが、
私、日本で複数の病院を回ったにも関わらず、原因もわからずに数年掛かってもはや持病と化していた症状が、
シンガポールのクリニックに通って2ヶ月足らずで完治したのです。
その際に日本では聞いたことのなかった検査までしてくれて。
それにですね、専門家じゃないし、統計を見たわけでも比較したわけでもないのですが、
新型コロナの感染者数の推移を見ていると、一旦ICUに入っても、重症者が回復する事が多かったような気がしているのですよね。。。
世界での評価は日本もシンガポールも医療最先端の国になっていますし、
シンガポールの医療レベルは日本と変わらない、もしかするともっと高度な可能性もあるのではないかと睨んでいます。
何しろハイテク
故障があったりもするのかもしれないのですが、
シンガポールってともかくとしてハイテク
なのですよね。
Cashレスが進んでいるという観点から見ると、
- 高速料金所だけでなく駐車場もETC
- スマホ一本で相手の携帯番号を指定すると銀行口座に無料で送金ができる(ペイナウ)
新型コロナでは、
- シンガポール政府が早い段階でTraceTogetherという感染追跡アプリを開発
(日本でもそれを参考にアプリ開発していましたよね) - サーキットブレーカー期間中には人気の公園に人が集まらないようにドローンや犬型ロボットで監視
- 政府がステイホームを宣言してすぐに学校がオンライン授業に切り替わった
などなど、、、
ちゃんと挙げたらもっとあると思いますが、ざっとあげただけでもシンガポールについて詳しくない方でもこのハイテクさ加減にご納得いただけるのではないかと。
シンガポールが進んでいる要因
という事でここからは、シンガポールが何故進んでいるのか、勝手に考察して仮説を立ててみましたよ。
最強の語学
シンガポール人のマジョリティーは中華系。
生まれながらにして英語と中国語が話せる環境なのですよね。。。
インド系の人でもマレー系の人でも、勿論英語が母国語なわけで、
海外の最新技術や論文などを理解して研究する上で、語学の壁がないって事ですよね。
国の小ささ
まあ企業でもそうですけど(と言って、政治はわからないのですぐに会社と比較する💦)
大きな国を統率するより小さな国を統率する方がしやすいでしょうし、
最新技術や新しい制度も、導入したあと普及もしやすいですよね。
一党独裁
シンガポールは明るい北朝鮮、と称されることもあるように、一党が独裁的に政権を担っている国。
言論などにあまり自由がなくて窮屈で、シンガポーリアンの多くはもっと自由が欲しいと願っている、とも聞きます。
確かにそういう側面もあるのでしょうけど、でも、
一党独裁だったからこそ、ここまで発展して、進んだ国造りができてきたとも言えますよね。
これまた企業で考えると、例えるならカリスマ経営者がいて、その人の一存で方針が決まる。
行き過ぎたり、単なる独裁者だと、周りがNoと言えずに破綻していく危険性はありますが、
このカリスマ経営者が優秀であれば、その企業はどんどん発展していきますよね。
私が10年近く仕事で関わってきたシンガポール支店の人たちで考えてみても、シンガポールって少数精鋭の優秀な人がリードしている国の気がしているのです。
一部の人のずば抜け方が凄いんですよね。
国家の若さ
シンガポールは独立して、2020年の今年で55周年という若い国。
歴史や伝統がない分、縛られるものもなく、
腰が軽く、新しいものも柔軟に吸収して取り入れて来られたのかもしれませんね。
中華系のパワー
シンガポールって狭くてなだらかな国土なので、豊な自然などは全然なくて、、、
先日のコチラの記事にも同じことを書いたのですが、
クラウドフォレストの人工の滝をみた時に、
ないのなら 作ってしまおう ホトトギス
(滝だけど💦)
的な心意気を感じたのです。
で、どうせ作るなら、本物をただ真似するわけではなく、
唯一無二の別物を作ってやろうぜ!
みたいな意気込みすら感じました。
元々あるものに頼ってあぐらをかくのではなく、無いのであれば自らの手で生み出す。
そのパワーって、今の日本にはあまりない物のような気もします。
こういう発想とパワーがあれば、日本の地方再生や町おこしなども成功しそうですよね。
あとがき
今回は、シンガポールが進んでいる点と、その考えられる要因について書き出してみました。
結局、シンガポールが進んでいることは間違えないですし、
たった今の日本よりは勢いがあるとは思うのですが、
総合的に見て日本とシンガポールのどちらが進んでいるかということになると、、、、どうなのでしょう???
みなさんはどう思われましたか?
私の目には、シンガポールって、成長中の勢いのあるカリスマ経営者が経営している中小企業のように映っています。
発展していたり、進んでいたり、勢いがあるモノ(国だけど💦)の秘訣を知って、
自分に無い良いところがあるのであれば取り入れる事が重要だと思うので、
そういう意味で、シンガポールってとっても刺激になる国だなあと思うのですよね。
ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございました。