ガラガラな世界1位の空港:シンガポールチャンギの静寂
私が新卒で入社したのは某日本の航空会社でした。
10年勤めた後に転職して、一般のB to B企業で働いた時間の方が長いのですけど、自分の社会人としての基礎を作ってくれたのは航空業界。
やっぱり人一倍思い入れも大きいのだと思います。
今は新型コロナの影響で、航空業界もかなり厳しい局面に立たされていますよね。
この日曜に、チャンギ空港に隣接のジュエルチャンギエアポートに行ってみたらすっかり魅了されてしまったのですが、
(その記事はコチラから)
その帰り道に、久しぶりに飛行機が見たくなって、展望デッキに行ってみたのです。
今のご時世、いろんな方がブログやSNSでガラガラな空港の様子をあげていらっしゃいますけど、
いざ自分の目で実際にこの光景を見てしまうと切なくなります。
まずは昼間、ジュエルチャンギに行く際に空港内を通り抜けた時に撮った写真がこちら。
お昼前で、ランチを食べに来ている人もいるでしょうし、明らかに飛行機に乗る様子の方もいらっしゃいます。
かなり閑散とはしてますけどガラガラというほどでもないか、と少しだけホッとしたのですけどね、
夕方に展望台に向かってみたら、、、
飛行機、少なっっっ
唖然としました。。。
展望台へ向かうエスカレーターが止まっているのも、街中で止まっているのをみかけるのとは意味合いが違って痛々しい。
イミグレ通過後の免税店エリアが上から見えるのですが、お店もラウンジも、噂通りほぼ誰もいないのです。
お土産物屋さんは辛うじて開いていましたが、展望台付近はレストラン街から離れているためか、カフェは閉まっていました。
飛行機はそれでも停泊していて、ちょうど1機が空から降りて来たところでした。
先日、シンガポール航空が機内を利用して期間限定のレストランをするという記事を見ました。
そのニュース記事はコチラから。
こんな状況でもアイデアを駆使して新しいことをしようとするシンガポールにはいつも驚かされます。
国土が狭いからこそ、豊かな自然や観光資源がないからこそ、アイデアとバイタリティで発展してきた国という気がしていましたが、きっと逆境にも強いんでしょうね。
平和な時期にはシンガポール人の多くが管理社会に窮屈さを感じていると言っていますけど、
徹底管理だからこそ、この新型コロナを抑え込み、乗り越えられているのだと強く思いますし、
治安や秩序もその恩恵であるように、一人の外国人である私の目には映っているのですけどね。
実際に、サーキットブレーカー期間が終わるとなったとき、皆の気が緩み、違反や手抜きなどが目立ってきたなあ、、、
と思った途端に取締りが強化されて、あっという間に統制されたのを肌で感じて実感していますからね。
空港ランキング世界一位のシンガポールチャンギ空港は今、
こんな状況ではありますが、、、
そろそろphase3に向けて動き始めたシンガポール。
Phase3になったとしてもすっかり元の生活に戻れる感じではないようですが、
とはいえ今後は渡航を少しづつ緩和していく方向で動いていくようですし、
一日も早く各国間を自由に移動できる時代が戻って来て、
空港にも、沢山の笑顔といつもの活気が戻ってくることを心から願って。