シンガポールの新型コロナ対策:サーキッドブレーカー6月まで延長

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今日2020年4月21日にリー首相から発表のあったサーキッドブレーカーの延長の件。

ドミトリーの感染者数を見ても延長にはなるだろうとは思っていましたが、1ヶ月も延長されるとは、、、

それにしてもやっぱり次の手を打つのが早いんですよね。

元々のサーキットブレーカー期間終了の二週間も前に更に1ヶ月の延長を決めるとは、、、

決断が早いし決断力がスゴイですね。

もし私だったらこんなに早い段階では決断できない気がします。

ただ延長するのではなく、プロアクティブに追加の対策も出し、、、実行もするんですよね。

そこにプラスしてリーさんの言葉も、個人的にスゴイなーと思ったので、早速、感想書いちゃいます!

サーキットブレーカー延長へ

シンガポールでは2020年4月7日より国内ほぼ全てのオフィスが閉鎖、8日より学校が閉鎖+オンライン学習になり、必要な用事以外での外出は自粛という、サーキットブレーカーが実施されていました。

期間は、当初5月4日までだったところが、昨日21日の午後5時に発表になり、6月1日までに延長されました。

この発表が行われたのはサーキットブレーカー開始から二週間しか経っておらず、残りの期間もまだ二週間あるという早い時期でのこと。

延長の理由は、現在感染の中心になっている外国人労働者のドミトリーでの感染者の増加と、

ローカル感染はサーキットブレーカー1週目が一日平均40件程、2週目には30件程へと減少してはいるものの、

更に感染者数を減らす目的とのこと。

ドミトリーでの感染について

シンガポールでは建設現場などでの肉体労働を外国人労働者に委ねていて、

彼らはドミトリーと呼ばれる寮で共同生活を送っています。

家族内で一人が感染してしまうと、気をつけていても他の家族に感染してしまうように、

やはり共同生活をしていると感染しやすいですよね。

現在、多くのドミトリーがアイソレートされているのですが、ドミトリー内で感染者を隔離することが難しいようなのです。

政府は外国人労働者に対し、症状が出ていない人も含めて検査を実施していて、症状がなくても陽性の人、軽症の人が多数のようですが、大量に感染者が見つかった、というもの。

日本のダイヤモンドプリンセスと似たような状況だと個人的には思いました。


リー首相の言葉についての個人的感想

ドミトリーの人たちへの配慮

最近、ずっとCNA(シンガポールのニュース局)の速報に、少し違和感を覚えていたんですよね、、、

今日の感染者は全部で△人、ほとんどが外国人労働者で、シンガポール人と永住権保持者は○人

ってヤツです。

後からシンガポール保健省(MOH)の最終報告を見ると、

感染者は全部で△人、ドミトリー内が◇人、ドミトリーの外の外国人労働者が▽人、
ローカル感染者は□人で、そのうちシンガポール人と永住権保持者は○人

って書いてあって、、、

アイソレーションされているからドミトリーとローカル感染で分けている書き方ならわかるんだけど、

まあここは外国だから仕方がないけど、

シンガポール人とそれ以外で括っちゃう???

と思っていました。


しかも、どんどん増えている感染者数に国民がパニックにならないように書いているんでしょうけど、

「ほとんどが外国人労働者だから心配するな」的に読めなくもなくて、、、

まあ考え過ぎかなーーー、被害妄想???

って、うっすらと思っていました。


そんな時のこのリーさんの言葉ですよ!!!

ドミトリーの労働者に感謝を伝えつつ、シンガポール人と変わりなく全力でケアします

と。。。

人道的に考えたら当然なんですけど、ドミトリーの人たちが暴動などを起こさないためというような目的もあるんでしょうけど、

首相がちゃんと自分の言葉で伝えるから安心感がありますよね。

それに、感染が広がっているドミトリー、労働者と言うくらいだから健康的な若い人たちなんだろし、感染しても軽症だよね?

と心配に思っていたら、ちゃんとその点も説明してくれましたね。

ほとんどの人が大丈夫そうで、一人重症になっていたけど回復しつつある人には生まれたばかりの赤ちゃんがいるエピソードまで、、、

40歳を過ぎて涙腺が緩み気味の私はここでウルル、、、ルルル、、、

もしやこの方、人心掌握術に長けてる!?

仮にそうだったとしても!!!今日からファンになりました!!!

今まではスゴイ優秀な指導者だなー、ちょっと尊敬するかもーーくらいだったのですが、

またサラリーマンに戻るなら、こういう社長の下で働きたい

寄り添い方もいい!

単に延長を伝えて、支援します、だけではなく、自分の言葉で共感を示しているところもいいですよね。

延長になって残念に思っている人もいるよね、わかるよ、、、

でも誰にもこの状況がいつ終わるかわからないしさ、支援もするから一緒にがんばって行こうぜ!


的な。(え?受け取り方次第?💦)


コロナ前の政策はうまく行っていなかったこともあるかもしれないけど、

コロナ対策もまだ収束してはいないけど、

人の真価は困難に立つ時にどう振舞うかでわかるとキング牧師も言ってますし、

今後、彼らがどうやってこの危機を乗り越えてこの国をリードしていくのか、、、

きっと乗り越えてくれると信じて、

買い物に一人でしか行けなくなるのは不便だけど、、、

飲み物屋さんも閉まってしまうというけど💦

協力&見守って行きたいと思います。


私が個人的にリー首相が優秀だと思う理由

今の感染者の数字だけを見て「対策に失敗している」とか「対策が後手に回った」と思ってしまう一部のニュースも目にしました。

でも本当にそうでしょうか。

私はサラリーマン歴が長いので、政治の世界でもつい会社と比較して考えてしまうのですが、

会社の経営にプロアクティブに取り組んで成功している経営者がいたとして、その人が何の問題もなく、パーフェクトに経営を続けていく、、、

なんて、現実問題として絶対にムリじゃないですか?

世の中そんなに甘くないです。

想定外の問題が出てくるのが想定内です。(ん?ややこしい?💦)

つまり、考えの及ばなかった抜け漏れや、思わぬほころびが出てくるのがむしろ当然で、

肝心なのは失敗しないことではなく、そこからどうリカバリーするか

ですよね?(多過ぎたり致命的だと困りますけど)

カーネギーさんだってビルゲイツさんだって本田さんだってルーズベルト大統領だって、同じようなこと言ってますし。

ドミトリーの件は完全な盲点だったのでしょうけど、今その対策を強化してリカバリーしているところですし、

他国に感染者数激増と思われることも覚悟で、

症状のない人も含めてドミトリーで共同生活をしたり、同じ建設現場で働いている人を対象に検査をどんどん実施して全容を洗い出そうとしている姿勢も、

私は「きちんとしてるなーー」と思うのですけどね、、、

出来る限りの全容を洗い出さないと本当に効果的な対策は講じられないと思いますし。

そのほかの理由は、ご興味があれば前に書いたコチラの記事を読んでみてくださいね。

(※この記事も前の記事も、完全なる独断と偏見により書かれていますのでご了承ください)


まあ、最終的には結果が伴わないと、、、なのでしょうけどね。

でも、最初から厳しい措置を取ればリスクは最小限になるため封じ込めにも成功するのでしょうけど、

段階的に状況と照らし合わせながら臨機応変に兆候を見てプロアクティブに動くことは、

小さな国だからこそ出来るのでしょうけど、それでもやっぱり、

これが出来る人ってなかなかいないと思うのです。

舵取りに失敗したらバッシングされるどころが人命がかかっているのですから、

ミジンコハートの私なら、2、3日でプレッシャーで潰れちゃいます💦

あとがき

今回は、新型コロナによるサーキットブレーカー期間が延長になったことと、シンガポール政府による新型コロナ対策について、

誠に勝手ながら個人的見解をまとめてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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