シンガポール新型コロナ対策:「セーフエントリー」システムの活用
今週からまたアップデートされた、シンガポール政府による新型コロナ対策。
こんにちは、シンガポール在住の当ブログ管理人、こどらです。
今週になってから、シンガポール政府は、
ローカル感染者が他者に感染させる可能性のある時期に30分以上滞在したパブリックプレース(スーパーやウェットマーケットと呼ばれる市場など)の名前と時間帯を発表し始めました!!!
※2020年5月27日現在のリストはコチラ。
少数ながらもやっぱり依然として発生している、感染経路不明の感染者。
このステイホーム生活で何故???
まさかスーパーとかではうつらないよね???
もし働いている人の中での感染だったら、オフィス勤務が始まったらやっぱり第二波きちゃう???
という一抹の不安を感じている人もいらっしゃるでしょう。(←はい、ワタシです💦)
そんな中、サーキットブレーカー期間に入ってから始まった、
徹底的な管理&追跡システム:セーフ・エントリー。
これが、ここに来て一般向けにも活用され始めたって感じですかね?
ちなみに今回のアイキャッチ画像には、新型コロナの出口戦略のイメージ画像として、山口県にある角島大橋の夜明けの写真を使っております。
目の前に伸びる橋を渡って進むしか道はない、、、
行く先には暗い雲と晴れ間ものぞき、何が待ち受けているのかは向こう側へ行ってみないとわからない、、、
まさにピッタリかと思いまして。
セーフ・エントリーのデータ活用
今、シンガポールでは、スーパーやモールなどに入る際にIDを提示し、
誰がいつどこにいたのか、政府によって管理されているのですが、
そのデータが今週から、一般向けにも活用され始めたのだと思われます。
既に感染者の濃厚接触者にはコンタクトが終わっていて、その他の一般的に、同じ空間にいた可能性のある人に、
14日間は念のため体調に気をつけて、何か症状があったらすぐに病院に行ってください
という注意喚起になっているようなのです。
※セーフ・エントリーについての記事はコチラ。
歩みを止めないコロナ対策
小さい国で感染が収まってきている今だからこそ出来る事ですが、本当にシンガポール政府ってプロアクティブで優秀なのだと思います。
外国人労働者のドミトリー内での感染の問題はあれど、、、彼らの不安を見たら胸が締め付けられるような気持ちにはなれど、、、(その記事はコチラから)
それに対しても洗い出しを徹底して、呼びかけやケアを徹底している姿も見ているし(えっとニュースでだけど💦)。
今回のシンガポール政府の対応を見ていると、
自分の頭で考えることをやめず、動き続けること
というのが、いかに重要かがわかります。
ハワイに嫁いだ私の友人は、ニューヨーク知事のクオモさんがスゴイ!と言っていましたけど、支持率80%を超える大人気っぷりですよね。
世界的コロナ危機のような事態で力を発揮できるのが、リーさん率いるシンガポール政府やクオモさんなのでしょうね。
人の真価は困難に立つ時にどう振舞うかでわかるものだとキング牧師も言ってますしね。
ただ、だからと言って一概に日本の政府が駄目、ということにもならないのが、リーダーの難しさですよね。
リーダーにも色々なタイプがいて、危機に力を発揮できる統率力のあるプロアクティブタイプの他にも、
平穏時に力を発揮して経済や外交などをより発展させる力を持つマイルドコミュニケーションタイプもいるわけで。
まあ、マルチタイプのリーダーがいれば一番良いのですけどね。
でもこれは持論ですが、何かに突き抜けている人はジェネラルに力は発揮し切れず、ジェネラルに何でもこなす人は何かに突き抜けることは出来難い、と思っているので。。。
海外にでると特に、自分の身は自分で守る、という考え方が定着する気がするのですが、
今のシンガポールにいると、ステイホームは辛いけど、シンガポール政府がいるからなんか平気そう、と思えてしまうのがスゴイ、と思う最近です。
2020年5月27日現在のシンガポール感染者
累計感染者:32,876人
回復者:17,276人
経過観察中:15,052人
入院中:518人
ICU:7人
死者:23人
検査実施人数:218,996人
あとがき
シンガポールでは、来週の月曜日2020年6月1日でサーキットブレーカー期間は一応終わりますが、
学校が始まって、数週間感染拡大の様子を見て、それから徐々にお店が再開されるということなので、、、
ステイホーム生活から解放されるにはまだ先が長い💦
まあ、ストレスを発散しながら乗り切るしかないですねー。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。