シンガポール生活の良いところ・悪いところ
11月といえば晩秋。
気温もどんどん下がってきて、年末に近づいたことを肌で感じる季節ですよね。
常夏の東南アジア、シンガポールにいると季節が夏しかないので、全くもって年末感がないのですが。。。
以前、コチラの記事で、海外駐在生活の良い面・悪い面について書いたのですが、
今回はシンガポール生活の良いところ・悪いところについてまとめてみたいと思います。
その1:コロナ下での生活面
良い面:徹底管理なので安心できる
2020年の世界的新型コロナ危機、全然収まる気配がありませんね。。。
東京ではもうすっかり普段の通勤生活に戻っている友達も多いのですが、
1日の新規感染者数は未だに東京だけでも200人を超えていて全く感染者数が減っていないのに、、、
この状況に慣れてきているってことなのでしょうかね。
そんな中でシンガポールは、海外から入国して隔離されている人以外の新規ローカル感染者はゼロの日も多い最近。
すっかり気が緩み気味ではありますが、そこは徹底管理のシンガポール政府。
相変わらず厳しくて、外出時にはマスク着用が義務ですし、密にならないようにお店やモールなどでは人数制限されているので、
本当に有難いことにシンガポール国内では安心して自由に出歩くことが出来ております。
悪い面:行くところがない
ステイホームのお家生活よりは本当に本当に比べ物にならないくらい快適な今の生活なのですけど、
何しろシンガポールと言う国が東京23区プラスアルファの大きさしかないので、
行くところがない
というのが、今シンガポールに住んでいるほぼ全ての人が感じているであろう閉塞感の正体なのではないでしょうか。
贅沢は言っちゃいけないのですけどね、
それは重々承知しているのですけどね、
シンガポール国外にいらっしゃる方は是非、
半年間東京23区内から出ずに生活している自分を想像してみてください。
23区のみなので、同じ東京都であっても市にはいけません。
そして23区と言いましたけど、丸の内とお台場以外はマンションの立ち並ぶ都会の住宅地と思ってください。
都会は都会ですけど大都会ではなく、公園や自然保護区はありますけれども、遠くに見えている山にも島にもいけない。
海といえば湾はありますけど、、、
通常時でさえも、数年シンガポールに住んでいる人は皆「土日に行くところがなくて困る」と言っていて、
なので頻繁にマレーシアやインドネシアへ行ったりもするようなのですが、
今は新型コロナのせいでシンガポールから出られないので逃げ場ナシ💦
最近では知り合いに会うと、必ずと言って良いほど話題になるのが、
週末何してる?どこ行った?
というもの。。。
我が家は、最近お気に入りのジュエルチャンギで滝を見たり、ボートキーのリバーサイドでビールを片手にハンバーガーを食べたりもしますが、
物価が高いので食べたり飲んだりするのにはお金が掛かるのですよね。。。
海外からの観光客がいなくて空いている今の時期には、マーライオン広場にいってみたり、
マリーナベイ付近を散歩したり、ガーデンバイザベイのスーパーツリーグローブを眺めてみたり。
美術館やアトラクションに行ってみたりもしていますが、一通り行ってしまえばそんなに何度も行く場所もないような。。。
大きめの公園をウォーキングするのも良いのですが、陽射しが強く蒸し暑いので汗だくになる覚悟が必要です。
その2:物価や物流の面
良い面:安いものは安い
シンガポールでは交通費が掛からないのが助かっています。
MRTと呼ばれる地下鉄やバス網は発達していて、本数も多くて定時性も保たれているけど安いですし、
TaxiやGrab(東南アジアはUberではなくGrab)も安いので、気軽に利用できるのが便利ですよね。
シンガポールの西側に住んでいる我が家から一番遠いのは空港で、車だと30分、MRTだと1時間15分くらいの距離ですが、
Grabは20ドル(約1600円)しないですし、Ez Linkという交通機関のプリペイドカードを使っているのでMRTなら2ドル(約160円)もしない気がするのです。
また、ホーカーセンターと呼ばれる屋台村はとってもお安く、3食ホーカーセンターで済ませるシンガポーリアンも多いと聞きます。
全体的に汚いのと、席取りが地味にストレスで、頻繁に通うほどローカルフードに馴染みがないのが難点ですね。
悪い面:でも全体的に物価が高い
シンガポールでは日本の食材も普通に売っていますし、日本のスーパーも日本食のレストランも沢山あるので、
日本人が生活するには困らないのですが、何を買うにも高いんですよね。
外食も普通にレストランで食事をすると高くて、2人でも5千円以下で食事ができるところなんてないのでは。。。
平均1万円前後しますしね。
今シンガポールでは私が働いていないので、我が家の収入は日本にいた時の2/3に減っていますが、物価が高いので生活費は1.5倍💦
その3:健康面
良い面:プールやジムがある
シンガポールの外国人用コンドミニアムには共有スペースにプールがあり、それが唯一の癒しなので、
晴れていればプールに行って、泳いだりのんびりしたりすることが出来ます。
シンガポールはほぼ赤道直下に位置していて、日が短くなった今の時期でも夜は7時くらいまで明るいですし、
常夏の国なので夜でも泳ごうと思えば泳ぐことができます。
我が家は使っていませんが、その他にもジムがついているので、運動しようと思えばいつでも運動できる環境が整っているのは良いところですね。
悪い面:デング熱と紫外線とヘイズ
シンガポールではデング熱対策をしていて、週に一度町中に殺虫剤を撒いたり、
自宅で蚊を発生させるような状況(水溜りなど)があれば罰金を取ったり、
それでも2020年の今年は過去一のデング熱大クラスターyear。
家の中では年中蚊取りが必要ですし、紫外線も強烈なので、外に出る時には虫除け+日焼け止めを塗る必要があります。
今年は雨が多いのであまり問題になっていないヘイズ(インドネシアなどの野焼きや山火事で発生する大気汚染)ですが、
酷い時期には健康に害が出るので外出できなくなる日があると聞きます。
私は埃アレルギーでして、ここ1ヶ月くらい頭がだる重い感じが出たり治ったりしているのですが、
この感じはアレルギーが出ている時の症状なのですよね。
特に警報は出ていないので少量なのかもしれませんが、きっと何かが飛んでいるのではないかと睨んでいます。
台風や地震や津波がないのは良いところなんですけどね。。。
その4:食事面
良い面:珍しい物が色々と食べられる
シンガポールは多民族国家。
シンガポール料理・中華料理・マレーシア料理・インド料理を始めとして、世界各地の色々な食べ物を食べることができます。
シーフードも有名ですよね。
フレッシュジュースが安くて美味しいのは個人的に最大の魅力ですね。
悪い面:やっぱり日本食が一番美味しい
とはいえ、素材の味を活かすというよりは、スパイスで臭みを消している感じなので、どれも味が濃くて健康に悪そうです。
基本自炊の我が家ですが、自分で日本食を作るにしても、食材があまり美味しくないと感じてしまうのですよね。。。
シンガポールは食材の9割を輸入に頼っている国。
日本のお野菜が海外なのに手に入るのは嬉しいですが、鮮度は目に見えて落ちているけど値段は高い。
一番近いマレーシアから来るにしても熱帯の蒸し暑い中を運ばれてきているわけで、新鮮な野菜を口にできる機会が少ないのが悲しいところ。
以前にも書きましたが、お魚や鶏肉も匂いが気になります。
日本の美味しい地物の野菜や地魚が恋しいです。
その5:シンガポールのストレス
これは悪い面しかないのですが、何度も書いているのでそろそろ煩いと思われそうなのでサラッと終わらせますが、、、
まずはシンガポール生活最大の嫌な点は、虫とヤモリが出るのに網戸がないこと。
本当にストレスで、もう嫌で嫌で仕方がないです。。。
DIYで網戸を付けましたが、ベランダの扉は大き過ぎて網戸の取り付けは無理なので、
夫のいない平日・灯りをつけると危険な夜間は窓は開けられません。
※シンガポールで網戸をDIYした記事はコチラから
次に言葉の壁。
シンガポール独特のシングリッシュと呼ばれる英語が中国語に聞こえる件。。。
最近は少し慣れてきましたけど、言葉が通じないって相当なストレスになりますよね。
※シングリッシュって?という方はコチラから
あとがき
やっぱりどこであっても仮暮らしって落ち着かないものですよね。
シンガポールでは自宅に戻って来ても、ホッとしたり安心したり出来ないですからね💦
どんなことにも悪い面があれば良い面もあり。
駐在の間は期間限定だと割り切って、今しか出来ないことを前向きに楽しむが勝ち。
な〜んてことは、わかっちゃーーいますけどね、
正直なことを言うと、いつも心の根底にあるのは、
あー、早く日本に戻りたい!
日本で美味しいものが食べたい!!
自分の生活を取り戻したい!!!
という思いだったりしませんか?
不満を口に出すと本気で嫌になってしまうし、
場合によってはマウンティングとか、結局は自慢でしょ、と受け取られてしまうこともあるし、、、
そもそも泣き言を言っても仕方ないので、前向きに今の海外生活を楽しむべし!!!
そしてせっかくシンガポールにいるのだから、自分の時間が出来たのだから、
この中華系のパワーに刺激を貰って、今の時間を近い将来に有効活用したいとも思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。