夏の国から帰国して、日本が恵まれていると思ったこと
気づけばそろそろシンガポールから本帰国してほぼ1ヶ月。。。
3月は暖かかったのに、4月の日本は寒いですね。
今後の私は日本の自宅でお家生活になるので、近くのアウトレットモールとIKEAを回って、遅ればせながら在宅用の椅子を買ってきました。
シンガポールでは家が狭くて、リビングダイニングの食卓で、夫は在宅勤務、私はブログや勉強をする、、、という、何もかも一緒くたな生活がストレスでもあったので、
日本では作業場(願わくばいずれ仕事場)と食卓、リビングスペースは区別したいと思いまして。
この椅子を探しに行った時、外では春の冷たい霧雨が降っておりまして、久しぶりに傘をささずに歩くという体験をしました。
シンガポールでは激しいスコールが降りますが、霧雨などというものはなかったですからね。
その前に、あそこは常夏の国なので季節は夏しかないですし。
それに比べて日本には、春夏秋冬という季節があり、
春には桜が咲き、夏には陽が燦々と照り、秋には山々が紅葉し、冬には田畑が雪に覆われる
素晴らしい環境がありますよね。
日本語の1つの特徴として、擬音語・擬態語というものがあり、よく、外国人が日本語を学ぶときに苦労すると聞きます。
この擬音語・擬態語というものは、自然を愛でて生きてきた日本人特有のものだと聞いたことがありますが、
夏しかない国から帰ってくると、どれだけ日本が恵まれた国かがよくわかります。
例えば、太陽1つ取ってみても、
シンガポールでは、、、ギラギラ、ジリジリ
日本では、、、ポカポカ、ほかほか、キラキラ、ギラギラ、ジリジリ、さんさん、うらうら、、、
雨にしたって、
シンガポールでは、、、ザーザー、ダンダン
日本では、、、しとしと、ポツポツ、パラパラ、バラバラ、ザーザー、ダンダン、、、
雪だって、チラチラ、ハラハラ、ひらひら、しんしん、コンコン、、、
風だって、そよそよ、ヒューヒュー、ぴゅーぴゅー、びゅんびゅん、ビュービュー、ゴーゴー
日本では四季折々の自然を感じて、このように色々な言葉が生まれたのだろうな、と思います。
シンガポールは東京23区プラスアルファ程の国土しかない狭い国で、山もなければ渓谷も滝もない。
だからこそ、センスと最先端の技術で唯一無二の人工の木や滝などを作りあげ、人工の雪を降らせるハングリー精神には目を見張るものがありました。
私が勝手につけたシンガポールの標語は
ないのなら 作ってしまえ 人工物
無いからといって真似をして人工で揃えるとどうしても天然には劣るので、そこをちゃんとわかった上で、
全くの別物として人工物を作っているところも、世界中から環境客が訪れる人気の国の秘訣なのでしょうね。
日本はもともと豊な自然に恵まれていて、それを当たり前だと思って生きてきましたが、
当たり前でない国に住み、日本へ帰ってくると、以前よりも自然に対する感謝の気持ちが強くなった気がします。
センスやハングリー精神では到底シンガポールには勝てそうにもないけれど、
豊な言葉や表現といった、言語の美しさや表現力では断然に優っていて、
それはきっと英語のみならずフランス語など他の多くの言語よりも優っていて、
日本人が誇りを持って大切にすべきものなのではないかな、、、と思いました。
ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※日本語が好きな方も、その魅力にまだお気づきで無い方も、コチラ↓を、、、