ステイホーム中の自律神経の整え方:自律神経失調症の体験談も
先日、「バブルティーなしの生活:パンデミック期間の変化への対処法」というタイトルのCNA(シンガポールのニュース局)の記事をみて、
思わず笑ってしまったシンガポール在住の当ブログ管理人、こどらです。
その記事は、
サーキットブレーカー期間が明けてもコロナの発生する前の生活にはもう戻れない。では人はどうやってその変化に対応するのか、、、
というような内容だったのですが、その変化の代表としてバブルティー(=タピオカドリンク)を出してくるユーモア、面白くないですか?(え?ユーモアじゃない???💦)
シンガポールでは、ブームではなく国民愛飲のドリンクとして生活に根付いているタピオカドリンク。
そんなタピオカドリンク屋さんも、サーキットブレーカー期間中は営業を一時休業しているんですよね。
今のシンガポーリアンにとって一番大きな痛手がタピオカドリンクが飲めないことだとは、、、
でも気持ちはわかる!!!
ワタシもサーキットブレーカー期間が終わる前にタピオカドリンク屋さんが営業再開することを期待していたのに、
あー、、、タピオカドリンク屋さんの営業開始はまだ許可されないんだ、、、へえ、、、、
と寂しかったもの。。。
甘いタピオカドリンクでも買いにいければ、少しはストレス解消になるんですけどねえ。
でも再開したら間違えなく人が押し寄せてしまうからなあ、、、難しいところですね。
ということで、そんな最近のシンガポール生活はストレスまみれ、、、
- 熱帯なのに天気が悪い日が多い
- プチ引きこもり生活で気軽に外に出られない閉塞感
- 例え散歩に出ても行くところもない
(近所の散歩は許可されていますが、うちの近所には散歩に良い場所があまりなく) - 道を歩くと茂みから飛び出してくるネズミやトカゲに驚かされる
- 最近蚊が増えているので虫刺されが気になる
(デング熱とかあるんでね💦) - 風を感じたくても外に出るときはマスク着用が必須のため、心地良い風を感じることもできずに顔が汗だくになる
- ベランダを開けていると定期的に下の階のヘビースモーカーさんの副流煙が入ってくる
(ホタル族って家族には優しいかもですが、その分ご近所に煙が流れてますからね💦)
こういう状態だと、いくら楽しく暮らすことを心掛け、日常の小さな幸せに目を向けていても、
ど〜しても溜まってしまうのがストレスというものなのです。
ステイホームで運動量も減っているので、最近ちょっとまた自律神経が乱れて症状が出ておりました。。。
ということで今回は、
自律神経が乱れるとどういう症状が出るのか、自律神経を整えるにはどうすればいいのか、
筆者の経験談からその辺りを纏めてみたいと思います。
この記事を読むとわかること
長引く新型コロナの制限付き生活、、、そんな中でどうしても溜まってしまうがストレス。
ステイホームでストレス発散の方法も限られている今、意識して対処しないと自律神経の乱れに繋がります。
この記事は、筆者の経験談から、
- 自律神経失調症の体験談
- ステイホーム生活の中で自律神経を整える方法
についてまとめています。
- 自律神経と自律神経失調症の総まとめ記事はコチラから
自律神経失調症とは
西洋医学では異常がないのに、なんだか調子が悪い、、、所謂「未病」の状態は自律神経の乱れから来ていることがあります。
この自律神経が乱れて全身に様々な症状が出る状態を自律神経失調症と言いますよね。
ところでこの自律神経失調症、西洋やシンガポールなどでは存在しないということ、ご存知ですか?
東洋医学が身近にありそうな中国や台湾とか香港などでは知りませんが、
少なくともシンガポールではローカルの先生から、
「自律神経失調症って原因がわからないときに日本で使っているだけの言葉で、海外にはないのよ?」
と言われてしまいました。。。
症状があっても検査して異常がなければ、西洋では病気ではない、と判断されるのですって。
そんな、乱暴な、、、アメリカやヨーロッパではどうやって治してるんでしょ?
自律神経失調症になるとどんな症状が出るの?
私の場合、最初は目眩や耳鳴りくらいだったのですが、
そのうちに胃腸の動きが止まってしまう状態(西洋医学的には過敏性腸症候群と言います)になり、
頭痛や肩こりが酷くなり、たまに顔面がピクピクしたり、ふいにザワザワするような不安感を感じたり、
そのうちに生理不順や血圧の上昇と言った症状が出ました。
自律神経失調症の診断は?どうやってわかるの?
日本は総合内科が発達していない国なので、自分で調べて症状から考えられる専門医を渡り歩いて、
症状ごとに検査してもらうしかないんですよね。。。
アメリカなど、総合内科が発達している国では、まず総合内科で症状から病気の可能性を判断してから専門医に回されると言いますが、、、
私の場合も、脳神経科や循環器内科、婦人科、胃腸内科、耳鼻科など、自分で考えられる科を回って色んな検査をしましたが全て異常なし。
みなさん口を揃えて
「○○科としては異常はありません」
と言うのですよね。
西洋医学で色々調べても異常がない、でも症状があって辛い、、、
そんなときに助けてくれるのが漢方内科です。
精神的な症状が強い場合は心療内科みたいなのですが、その段階で初めて自律神経失調症と診断されます。
日本臨床内科医会では、かかりつけ医に相談して治療してもらいましょうと推奨しているようですが、
かかりつけ医でみてくれるものなのかどうか、、、
私も街のお医者さんにも沢山行きましたけど、みなさん結局は専門医なので自分の専門外はわからないのですよね。
ちなみに漢方内科に行き着く前に、漢方なども扱っていると言う皮膚科を紹介してもらって行ったのですが、
「これを飲まなければ自宅から出られなくなるよ」と脅しのようなことを言われ、保険のきかない高いサプリメントを買わされそうになりましたので、普通の漢方内科に行ってくださいね。
総合病院の中にある場合もありますし、ツムラの漢方を処方してくれるところが良心的で保険もきくのでオススメです。
(そういえば漢方、保険適用外になるかもしれない問題もありますが、、、)
自律神経失調症の原因は?
自律神経失調症は、ストレスや生活習慣の乱れが原因だと言われています。
私の場合は長年に渡るパワハラの積み重ねが原因だったと思います。
実際に、パワハラが酷くなると症状が出ていましたし、会社を辞めた今ではほとんど治ってきています。
自律神経失調症への対処方法は?
- 自律神経を乱さないためには、、、
- ストレスを溜めないことが重要です。
- 一旦自律神経が乱れ始めてしまったら、、、
- 適度に体を動かし、ひたすらストレスを発散させ、生活習慣を見直します。
- それでも症状が酷くなってきたら
- まずは症状毎に西洋医学で異常がないか調べてもらって、異常がなければ漢方内科で漢方を処方してもらいます。
- 症状が酷い時期には、、、
- 西洋医学の薬と漢方薬を合わせて飲みます。
頭痛が酷ければ頭痛科で処方された頭痛薬を、胃腸がおかしくなった場合には胃腸科で処方された過敏性腸症候群の治療薬を、漢方薬と合わせて飲みました。
本当はストレスの元から遠ざかるのが一番と言われますが、そんなに簡単に会社を辞めるわけにもいかないし、
ある程度ストレスに強くなっておかないと現代社会で生きていけないし、、、
ですので私は、
- 漢方内科でツムラの漢方薬をもらって飲み
- 考え方を変えてストレスに感じる量を減らし
働きながら漢方で症状を押さえる生活を2年くらいしていましたが、
会社を辞めてシンガポールに来たら、最初の1ヶ月で漢方薬も要らなくなったので、
やっぱり一番良いのはストレスの元から遠ざかることなのですよね。。。
関連記事:(↓クッリクで各記事に飛びます)
ストレスを感じた時に実践している2つの対処法
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新型コロナのプチ引きこもり中に再発した症状
仕事を辞めてストレスの元から離れたことにより漢方薬がなくても症状がでなくなってきていたのに、
一度自律神経失調症になるとなかなか治りにくいのか、はたまた癖になるのか、、、
長引く新型コロナのプチ引きこもり生活のストレスで、今週はなんだか少し調子が悪くなっていました。
- 胃腸の動きがおかしい
- 久しぶりの緊張型頭痛があり、込み入ったことを考えようとすると頭が重くて回らない
- 血圧が高くなっている感じがあって測ってみると、140超えくらい
元々上が90くらいの低血圧だった私。
自律神経失調症になってから一気に血圧が急上昇し、一時期は150超えもあったのですが、
最近では120代で落ち着いていたのですけれども、久しぶりに来ました、この不調な感じ。
それに最近、買ってきたお肉を冷凍しておいて使う前に解凍しているのですが、
何が悪かったのか、夕飯に使った牛ひき肉の匂いが少し気になる感じがしたのです。
でもいつもならきっと平気で、実際に夫も何でもなかったのに、ワタシだけ夕食後3時間でお腹急降下💦
自律神経が乱れると免疫力も低下してしまうんですよね。
コロナと共存していかなければいけない時期なので、自律神経を整えて免疫力の低下を防ぎたいところですよね。
ステイホーム中の自律神経の整え方
私のように自律神経失調症とまではいかなくても、今の世界的コロナ危機の中では、
いつもの生活が制限され、人にも会えず、経済の不安もあり、ストレスが知らず知らずのうちに溜まっていますよね。
こんな生活は誰もが今までにしたことがないので、誰でもストレスが溜まって当然なのだと思います。
今はストレスが溜まる時期で、もうそれは仕方のないこと。
そんなときには焦らず、考えすぎず、適度に体を動かし、ひたすら溜まったストレスが抜けていくようにリラックスに努めましょう♪
今回の私は、恐らくプチ引きこもり中につき、あまりに動いていないのがいけないのだと思い、、、
- 買い出しの時には早足で歩く
- 家バト(=家の中でバトミントンをすること)をする
- ストレッチや筋トレをする
- 深呼吸をして呼吸を整える
- YouTubeで自律神経を整える音楽やクラッシック音楽を聴く
- 久しぶりにツムラの漢方を飲む
などをして自律神経を整えるようにしてみました。
お陰で昨日から胃腸が動き出し、頭の重さやボーッとする感じなどはなくなってきて、
今朝の血圧は上が127と、一般的な正常値内に戻りました。
このときに重要なのは、ちょっとおかしいと感じたら早めに対処することです。
それから、五感に働きかけてリラックスすると、より高いリラックス効果が期待できる気がします。
下記でステイホーム中でもできるリラックス方法を、それぞれ一例づつあげてみますので参考にしてくださいね。
視覚:YouTubeなどで緑の中のリラックスできる綺麗な映像をみる
聴覚:自律神経を整える音楽やクラッシックをきく
嗅覚:アロマをたいたり、外の空気を吸って深呼吸する(深呼吸が重要です)
味覚:美味しいと感じるものを食べる(リラックスするにはスイーツがいいんですよね)
触覚:洗濯仕立ての気持ち良いシーツで寝る
あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は、自律神経失調症の体験談と、制限つきの生活の中でもできる自律神経の整え方についてまとめてみました。
既に世界ではコロナの出口戦略へと移行していますし、日本でも緊急事態宣言が解除された地域もあり、
ここシンガポールではローカル感染者数が昨日は2人に減っていて、新規に感染が確認される人の数より、完治したり隔離から開放される人の数の方が多くなってきています。
この我慢の生活もあと少しの辛抱かもしれませんね。
ちなみに、シンガポールでは、政府から特別に許可をもらっていて、日本人向けのクリニックでツムラの漢方を処方してくれるところがあるそうなのです。
有難い!!!
医療水準は日本よりも高いので安心ですし、そういう点でもシンガポールって日本人にとって住みやすい国ですね。
ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※ステイホームストレスが溜まっている方も、そうでない方も、コチラ↓を、、、